映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ピラニア3D(2010)

2010年。

 

ラニアをテーマにしたパニック映画。

ジョーズ系というよりはシャークネード系のコメディーパニックホラーという感じです。

 

序盤から素っ裸の女が大量に出てきますし、中盤には男のケツやゆっさゆっさ揺れるおっさんの胸も出てきますのでもうカオスです。

夢オチですがティーンエイジャー同士がやってるシーンもあるのでおご様とのご鑑賞にはお気をつけください。未遂も2つほどあり。

グロ描写もてんこもりです。

最後はチキン野郎の警官に天罰が下って終わりかと思いきや子供の頭がぱっくり食われてEND。これは予想できませんでした。

 

濃ゆい人物が多く水が怖い黒人のおっさんが覚醒するところは面白かったです。

ちなみに監視員のおっさんのベイウォッチネタはわかりませんでした。ザ・ロックベイウォッチ(映画)は見ましたがテレビは見てないもので。

スタッフロール前にメーキングやNGシーンもあります。

 

パリピ向けのおバカグロコメディーなので頭を空っぽにしてこの映画を詰め込みましょう。

【映画感想】N.Y.式ハッピー・セラピー(2003)

2003年。

 

アダム・サンドラージャック・ニコルソン出演。

 

怒り抑制セラピーを受ける患者とセラピストの交流を描いたドタバタコメディー。

 

この映画を一言でいうと理不尽コメディーでしょう。理不尽に裁判にかけられ理不尽なセラピストによる理不尽なセラピーがメインです。

リラックスして見てみるとくすっと笑えます。

最後はきれいにまとめようとしていますが、いまいちセラピーする必要あったのか?と思ってしまいます。

セラピーを受けることになったのも理不尽な理由からで別にそんなにキレやすいかこの主人公?と思ってしまいます。

恋人とは序盤から普通に良好な関係ですし。

 

冒頭で小学生のときに恋人とキスしようとした(おませさん)ときに大勢の子供が見てる前でパンツを脱がされたというトラウマがあり、それ以降主人公は公衆の面前でキスをすることができなくなったわけですが、二人きりでいるときは普通にキスしますし、そもそも公衆の面前でキスできなくともそんなに困らないじゃんと思いました。

 

まぁそれを言ったらこの物語は始まらないのでしょうがないですね。

 

 

演技に関してはジャック・ニコルソンはさすがですが、アダム・サンドラーの演技もよかったです。

 

 

なおお下劣なセリフが飛び交う映画ですのでお子様との視聴は要注意です。

【映画感想】スター・ウォーズ(1977)

1977年。

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

最初のスター・ウォーズです。

 

有名映画ですが初見です。

 

ルーク、姫、ハン・ソロ、けむくじゃらのゴリラみたいなやつ、C3POR2D2、オビワン、ダースベーダーなどが出てきます。ヨーダは出てきませんでした。

 

有名映画とはいえ1970年代の作品。古臭いことを懸念していましたが、普通に面白かったです。

ライトセーバーを使ったチャンバラシーンは少々で主人公はライトセーバーで訓練こそしますが実戦では使わず、クライマックスはグラディウスのようなトップガンのような戦闘機での戦いだったのが意外でした。

 

途中で金の切れ目が縁の切れ目という具合の対応で去っていったハン・ソロ。どうせ最後にいいとこ持っていくだろうと思って見てましたがその通りでした。

 

ハン・ソロと言えばハン・ソロの宇宙船でシューティングするときに操縦席が左右にいちいち動くのが面白かったです。

デス・スター潜入パートのビームの当たり判定がガバガバなのはまぁ許せます。敵にもそんなヒットしてるイメージがないため性能の悪いビーム銃なんでしょうかね。

 

ロボット2台も思った以上に出番がありました。人気者っぽいのも理解できます。金ピカの方はお行儀がよくおしゃべりですし、ゴミ箱みたいな方は無口ですがコミカルでどこかかわいいです。

 

途中までこの映画って子供向けなんじゃ・・と思っていましたが見終わってみると大人でも十分に楽しめる作品でした。

エログロはないためお子様(特に男性のお子様)にも安心して見させる事のできる作品です。

【映画感想】トレイン・ミッション(2018)

2018年。

リーアム・ニーソン主演。

 

通勤電車を舞台にしたハラハラアクションです。

リストラされた元警官の現保険売りが主人公。

リーアム・ニーソンにミッションが与えられ通勤電車で大暴れします。

 

家族を人質に取られ、数いる電車の乗客の中から一人を見つけ出すのがミッションです。容疑者は乗客全員というのは同じリーアム・ニーソンフライト・ゲーム(2014)っぽいです。

ただ、今回見つけるのはとある事件の目撃者であり証人です。中盤あたりで主人公はこの証人が殺される運命にあることがわかります。

電車の中には暗殺者もいてリーアムがそいつとバトルしたりします。このバトルシーンはなかなか迫力がありました。

 

そして最終的に犯人(黒幕ではない)がわかり、自分の家族の命と目撃者の命どっちを取るかという選択に迫られる・・・という物語です。

 

 

良かったのは電車が脱線するシーンです。スピード感、迫力がありよかったです。ただ細かいことを気にしだすとあらが目立って集中できないタイプの映画かと思われます。私自身は細かいことは気にせず展開を注視していたため粗は気にしませんでした。

そのため最後までハラハラドキドキの展開にワクワクしていました。

 

最後はなんとかうまくいきます。ですが謎の女が放置されそうになっていて最後心配でしたがラストシーンでちゃんと回収してくれたのもよかったです。

 

人質になる人達も比較的いいやつばかりでいいですね。聞き分けもいいですし。最初にケータイ貸してくれたポーカーやってたヒゲデブ君がいいキャラしてます。

人質たちの中には人生うまくいってない人も結構いてその人達がいい方向に向かいそうな予兆を見せていたのもいいですね。

 

普通に面白かったです。

 

「映画感想」トップガン(1986)

1986年。

トム・クルーズ主演。

 

日本では当初アクション映画と銘打って宣伝用予告が作られていたらしいのですが前売り券がさっぱりで予告制作会社の女性社長がトム・クルーズのことをよく見たら日本人女性受けのよさそうなイケメンということに着眼。恋愛要素を押し出した予告編を作り直して出したところ女性層の取り込みに成功。トム・クルーズの名が日本に轟いたそうです。

日本人好みのイケメンといえばトムの他にもブラピ、ジョニデ、ディカプリオなどいますね。ジョニデはわかりませんがブラピはご~ま~りそ~んと歌いながらエドウィンのCMに昔出てましたしディカプリオはオリコカードのCMに出てました。

 

トム・クルーズの他にもメグ・ライアンが出ていました。

 

舞台は海軍戦闘機兵器学校。戦闘機の訓練学校です。

ストーリーはお手本のような起承転結なので見やすいです。

伝説のパイロットの息子(トム・クルーズ)が親友とやんちゃ、しかし訓練中に親友が事故死、酒に溺れるも立ち直ります。そしてクライマックスは実戦・・・という流れです。トムが女性教官と恋に落ちる部分が恋愛要素です。

 

まずテーマ曲が聞いたことあるものでした。昔流れていた何かのCMだったと思います。

また当たり前ですがトム・クルーズが若くかっこいいです。

ただ身長が低いためか周りのガタイのいい男たちとの身長差も多少気になりました。

 

登場人物に嫌な奴がいないのもいいです。クソ上司もいません。最初はクソっぽいか?と思いきやナイスな野郎でした。

 

戦闘機という全く興味のない分野でしたが、くっきりとした起承転結のため途中から引き込まれ最後まで見ることができました。

 

 

【映画感想】エイリアン4(1997)

1997年。

エイリアンシリーズ第4作。

 

感想は良かったです。

3よりも見やすくみんなハゲ男じゃないので見た目的にもキャラ的にも立ってる仲間が多かったです。

中でもかっこよかったのがドレッドのイケメン黒人です。最初にありえない跳弾で相手のヘルメットに弾をぶち当てるシーンの伏線が後半回収されたくさんのエイリアンの卵を焼却したシーンがよかったです。

あとは、車椅子のようなものに乗っている人。はしごの上での逆さ撃ちはかっこよかったです。その後黒人がナイフでベルトを切断し犠牲となったシーンもよかったんですが、助かりそうだったのに助かってなくてちょっと残念でした。

 

今回もシガニー・ウィーバー演じるリプリー主演ですが、リプリーは3でお亡くなりになっていますし、なんだろなと思いきや、8代目のクローンのリプリーでした。

そういう意味でいままでのリプリーとは背負うものが違い、中でもリプリーになれなかった失敗作のクローンたちを涙ながらに火炎放射器で焼き殺すシーン等テーマも重めです。

その最たるものはクライマックスシーンです。最後にとんでもないエイリアンの子供が出てくるんですが、リプリーには襲いかからず、どこか親類のような目でリプリーを見ているのです。とはいえ、他のモブたちは目もくれず殺しまくるんですが。

エイリアンシリーズの定番により最後は脱出ポットで逃げる展開になり、今回も例に漏れずエイリアンがあいのりしているわけです。

そこでリプリーはエイリアンを宇宙の外に追い出すためにやらなくちゃいけないわけです。そのエイリアンを立場的に殺さざるを得ないリプリーがそのエイリアンに対して生命的な意味でシンパシーのようなものを感じていているのはなんとなくわかりました。

今回のリプリーの血液は弱酸性のメリットどころじゃない結構な酸性の血液なので血液を窓に飛ばして窓を溶かして穴を開けてそのエイリアンを追い出そうとします。

このときのエイリアンの表情がなんとも言えず、「なんでなの?」というような悲しい疑問の目をリプリーに向けているのです。

そしてリプリーも泣きながらごめんねみたいな表情でそのエイリアンが細切れになっていく過程を見つめていました。

このシーンはエイリアンシリーズを見てきてなかったなんとも言えない要素で思わず目頭が熱くなってしまいました。そのエイリアンがまたいい目をするんです。

 

最後はシリーズ初の地球が出てきます。地表は荒廃し、地球にはやってきたけどこのあとどうすんだろう?というハッピーエンドなんだかバッドエンドなのか微妙な感じは3に通ずる余韻を感じました。

 

1~4まで見てきましたが4は結構良かったです。でも一番はエンターテイメント性のあった2ですかね。

 

なかなか面白いシリーズでした。

 

「映画感想」エイリアン3(1992)

1992年。

エイリアンシリーズ3作目。

デヴィッド・フィンチャー監督。

 

見たのは劇場公開版(通常版)ではなく長尺の完全版です。

 

冒頭から前作で助けた娘さんがお亡くなりになってしまいます。

舞台は異星の刑務所で主人公は相変わらずリプリーシガニー・ウィーバー)です。

 

エイリアンは1匹ですが、原始的な武器しかなく銃すらありません。この状態でエイリアンをどうやっつけるかというのがみものです。

 

囚人たちは当初は結構いますがエイリアンにやられていきます。

 

クライマックスのエイリアン視点のカメラ演出は疾走感があっていいのですが、建物の俯瞰的な構造がわからずしかもその同じようなシーンの連続でそこはちょっとなぁと思いました。

また監視カメラが故障しているという設定が俯瞰的なアングルの欠如にもつながっているんじゃないかと思いました。

 

リプリーに関しては最初にエイリアンに襲われたときになぜかエイリアンが逃げていくという出来事が起こります。

これが後々リプリーの体内にクイーン(エイリアンのたまごを生む女王エイリアン)の幼虫が入り込んでいて襲ってくるエイリアンが同類だと感知して襲われなかったことがわかるんですが、ここで思ったのはじゃあリプリーは襲われる対象じゃないんで安全じゃんということです。

そのため緊迫感の欠如にもつながってしまってました。

 

囚人の面々も曲者揃いといったところですが、リプリーとはそこまでの関係性はないため所詮モブなのでいくら死んでも誰が死んでも緊迫感がなくそこも残念な点でした。

 

マトリックスのモーフィアスみたいな顔したボス的ポジションの黒メガネ黒人との約束とその反古の仕方もなんだかなぁという雑でやっつけ感のあるもので、感動というよりも無謀というか意味不明感のほうが強く正直個人的には滑ってると感じました。

 

というか合理的というか普通じゃない意味不明の行動を取る登場人物が少なくなくなんで?というのが鼻についてしょうがないです。閉めろと言ってるのに意味不明にすぐ閉めない人とか、せっかく閉じ込めたエイリアンを勝手に逃しちゃう人とか、なんでそんなことすんの?という登場人物の行動に対する意味不明感を感じつつもストーリーは強引に進んでいき置いてけぼりを喰わないようについていくわけですが、なんだかなぁとおもいつつついていってました。

 

相変わらずリプリーの会社は糞。

ラスト、リプリーはまさかのターミネーター2のラストのような舞台で自殺。まぁ体内に仕込まれてしまったのでしょうがないですが。ということでバッドエンド。

 

とは言えそれなりには楽しめました。尺が長いためか全体的にはゆっくり描かれているにも関わらず強い中だるみ感はなくついつい最後まで見させるような映画そのもののエネルギーや勢いはあります。それだけにクライマックスのイマイチなにが起きているか分かりづらい演出等が残念に思えてなりません。