映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】マダガスカル(2005)

2005年。

ドリームワークスのCGアニメ映画。

 

動物たちがデフォルメされてコミカルなデザインで画面上を所狭しと踊ったり笑ったり動いたりします。

ライオン、シマウマ、カバ、キリンの4人が主人公パーティーで、最初動物園にいます。しかし人間の手で手塩にかけて育てられたため獣性は失われていてほんわかすごしています。

そんな暮らしも悪くないと思いつつも大草原で思いっきり走り回りたいという気持ちもありました。

 

色々あって動物園からマダガスカルにやってきます。そこでキツネザルたちに迎え入れられ憧れの野生の楽園で自由を満喫します。

一方キツネザルにはフォッサと呼ばれる肉食獣の天敵がいて、主人公のライオンに野生生活で獣性を取り戻してもらってそいつらを追っ払おうと画策します。

 

だんだんライオンは獣性を取り戻していき、お友達のシマウマのお尻に噛み付いてしまって困惑します。ライオンとして生まれたのにライオンが何たるかを知らなかったライオンという構図が面白いです。

ここで葛藤入ります。主人公は今まで知らなかった自分の衝動に戸惑い、このままでは草食動物である仲間たちを食べてしまいかねない、ということで一定の距離を置いて生活します。

キリンもカバも諦めてますが、シマウマだけは諦めずに説得し、なんとか自分に打ち勝ったライオンはフォッサを追っ払い、ライオンたちは人間のもとに帰る、という流れです。

あとサブキャラのペンギンも良かったです。

 

 

THE子供向けという感じで親御さんは安心してお子さんに見せられます。

個人的にはマダガスカルに着くまでやや中だるみを感じましたが、三部作の最初として考えれば導入部なのでまぁOKでしょう。

劇中で愉快に歌を歌ったりダンスしたりとテンション高め。エネルギッシュです。

 

個人的には声優が光りますね。玉木さんの声は個人的に好み(本人は昔声がコンプレックスだったそうですが)ですし、柳沢慎吾高木渉(プロ声優)かと思うくらいうまかったです。他にも高島礼子やお笑い芸人のおぎやはぎアンタッチャブルとかも出演していますが際立った違和感は感じず、”芸能人声優に作品を台無しにされる”という要素がなく吹き替えも好印象でした。

 

お子様、ファミリー向けとしてはイチオシですね。

 

 

【映画感想】ラッシュアワー3(2007)

2007年。

ラッシュアワー第3作。

 

クリス・タッカーは1の頃の比べると肉がついて貫禄がついたなぁという印象です。

 

ラッシュアワー1で出てきた人たちがでてきます(ハン、誘拐された少女スーヤン)。

スーヤン役がおとなになって可愛くなって帰ってきました。

シスター役でマクゴナガル先生出てんじゃん、と思いきや違う人のようです。

 

真田広之も出てきますが敵役ということで出番は多いです。見た目は普通にかっこいいです。あと工藤夕貴も出てきますね。

 

 

ストーリーはまぁよくある感じですね。そこにラッシュアワーっぽさを加えたという感じ。印象に残ったのは大巨人バトルとエッフェル塔でチャンバラしたり格闘するラストシーンくらいですかね。三作目ともなると1作目、二作目で見たような展開(下水道落ちて泥だらけとか)があり、アクションもイベントも想像の範疇にあるものになっていて新鮮味に乏しく流石にマンネリ化を感じざるを得ません。

 

それにしても三作目が面白いというのはあんまり映画でないですね。2作目が面白いというのは結構あるんですけど。三作目が面白いのはトイ・ストーリーメン・イン・ブラックくらいしかぱっと思い浮かびません。

【映画感想】ラッシュアワー2(2001)

2001年。

ラッシュアワー第2作。

 

前作のノリは踏襲。前半の竹製の足場を登っていくシーンや健康ランドバトル、クライマックス等アクションコメディーな見せ場は健在、とうかパワーアップしています。

 

お色気要素もパワーアップしていて全体的にセクシーな女性が背景に多くいて、チャン・ツィイー、ロゼリン・サンチェスの美女コンビがキャットファイトを繰り広げたりとグレードアップしています。

 

またロゼリン・サンチェスが敵なのか味方なのか最後までわからないようになっているのがいいですね。どっちなの?と思ってみてました。

脚本自体も前作よりはちょっとだけ入り組んでいます。

 

ラストの爆破からの畳み掛けもボリューミーでラストも爽快感あり。

今回はなかなか楽しめました。

【映画感想】ラッシュアワー(1998)

1998年。

ジャッキーチェン、クリス・タッカー

吹替版。

 

人種も国籍も違う二人の刑事が巨悪に立ち向かうアクションコメディーです。

 

ストーリーはパッとしませんが、主役二人の掛け合いやアクションは良いです。

キャラでは短髪の爆弾処理班の女性が素敵です。

 

アクションシーンでは最後のツボアクションが面白いです。でかいツボを倒して壊そうとする雑魚たち。そこを壊すまいと回り込んでツボを支えながら雑魚たちとバトルして撃退するやいなや、油断もすきもないという具合にまた違う雑魚がツボを押して壊そうとするのをまたなんとかして同時に倒したり一生懸命がんばるも遠くから銃であっけなく壊されても~!というところが良かったです。

 

以前見た映画で内容は忘れてしましたけど、最後のジャッキーが高いところにぶら下がる展開になっちゃって、クリスがでっかい赤い掛け軸のようなものをたら~と渡し、ジャッキーが滑り台の要領でするする降りてくるシーンで以前見たことを思い出しました。

 

最後のNG集も日本語に吹き替えられているのに面白いです。

 

全体的には微妙でしたが、随所で面白いという感じのアクション映画でした。

【映画感想】メカニック:ワールドミッション(2016)

2016年。

ジェイソンステイサム主演。

カニック(2011)の続編。

 

前作のノリを踏襲。というかステイサム映画を踏襲。よく言えば安心して見れる、悪く言えば予定調和ないつものアクションという感じ。

 

アーサービショップ(ステイサム)はたまたま助けた女性(ジェシカ・アルバ)といつものように恋仲に。

その女性が悪の武器商人組織に拉致られて人質に。悪の組織は商売敵のボスをアーサーに殺させます。刑務所に入ったり、ペントハウスのプールに仕掛けをしたりして一人、二人と暗殺していきます。

三人目殺害のことを言わされる女性。自分の居場所をそれとなく伝えアーサーは現場に急行するも奪回は失敗。3人目を殺すことに。

それがトミー・リー・ジョーンズです。

トミーの屋敷に忍び込みますが、話を聞いているとどうも鬼畜というよりもゴッドファーザーのヴィトーお父さんタイプっぽい感じで、悪党にしてはまともな奴だということがわかり、トミーと協力してステイサムはトミーを死んだように見せかけて彼女を拉致ったクソ野郎を殺すことに。

 

爆死に見せかけてトミーを逃がすも犯人はトミーの死体(証拠)を要求。そして敵陣に忍び込みボスをやっつけ彼女を今度こそ奪回するためにステイサムがんばる・・・という流れです。

 

 

 

まぁラストはうまくいきステイサムもちゃんと無事なんですけど、船大爆発で逃げ場なしという状況からステイサムがどうやって逃げたのか?という謎の答えが最後にわかるようになっているのは前作を彷彿とさせます。

 

悪役は駆逐され、いい悪党のトミーは生き延び、最後の爆発からステイサムが逃げ延びたことが映ってる監視カメラの映像を消去、ステイサムとジェシカ・アルバは結ばれる、というハッピーエンドなんですけど、やっぱり残るものがない・・・アクションはてんこ盛りなんですけどなんか物足りない感を正直感じてしまいました。アクション映画なんでこれで十分なはずなんですけどね。

というか個人的にはステイサム映画を見る度にステイサムはもうお腹いっぱいという感じになります。彼は豚骨ラーメンですね。出過ぎなためか胃もたれします。セガールに通ずるものがあります。

【映画感想】ジャック・サマースビー(1993)

1993年。

リチャード・ギアジョディ・フォスター

 

舞台は1860年代、南北戦争後のアメリカ南部のテネシー州の小さい農村。

6年ぶりに夫(ギア)が南北戦争から戻ってきます。

妻(フォスター)は以前と人が変わったと思いつつも夫を受け入れます。

 

夫はいわゆるクソ野郎だったのに新しく帰ってきた夫は別人のようにみんなから好かれる人物に。

はてさて?

 

夫は寂れた村を立て直すためにタバコ農園を作ることを提案。種を買い付けるために村人からカンパを募り種ゲット。

事前の約束で黒人にも農園をもたせるということを決めて彼は村の人々から英雄視されます。

しかし彼が別人じゃないかと疑っているやつもいます。

そいつは夫がいないときにジョディといい感じの仲になった青年でした。

 

タバコの農作業が始まります。

最初は害虫被害でうまくいきません。

 

そんな折、夫が逮捕。

殺人容疑です。

 

裁判が始まり、夫の正体が判明していく・・・

 

という流れです。

 

 

 

感想は意外といい映画だなと思いました。

靴のサイズが2サイズも違うこと、以前と性格が違うことはジョディもわかっていてそれでも愛します。

”新しく帰ってきた夫”を愛してしまったのです。

だから本物の夫じゃなくても別にいいのです。

 

終盤の裁判で夫の正体が判明。ラスト10分で語られることになりますが、実は別人でした(彼は罪人でしたが人生をやり直そうとしてました)。ただ別人とは思えないほど外見は瓜二つというくらい似ていて独房で4年一緒の部屋でした。そこでいろんな話をしてジョディたちの話も聞いてました。

現在本当の夫はすでに他人に殺されてます(ギアが殺ったわけじゃないです)。

 

しかし自分が本当の夫(殺人の被疑者)じゃないことを認めてしまうと自分は死刑を免れる(詐欺罪は免れない)けどジョディが姦通罪となり有罪、新しく生まれた子供は私生児扱いとなり親子離れ離れになってしまいます。

自分が本当の夫だと言いはればジョディは無傷、子供ともども一緒に暮らせる、でも死ぬという究極の選択を迫られます。

 

ジョディはそのことに気づき自分が有罪になっても構わないからと本当のことを打ち明けるように言い、正体を見抜いていた元カレの青年と連帯してそういう方向に持っていこうとしますが、夫は自ら絞首刑となる道を選びます。彼は今までの自分の人生が大嫌いで全く別人のまま死にたいという気持ちもありました。

 

裁判後、タバコ農園がうまく言ったという吉報が届き二人は喜びを分かち合います。

死刑を待つ身の夫にジョディが今からでも遅くないと最後の説得をしますが夫の意志は固く死刑は執行、彼は村の英雄として墓石に名を刻まれた・・・という感じで終わります。

 

【映画感想】Gガール 破壊的な彼女(2006)

2006年。

ユマ・サーマン主演。

 

おバカ系SFラブコメ

ワンダーウーマンみたいな超人女性に振り回される男性の苦悩を描いています。

 

終始特命係長只野仁みたいなおバカエロなノリにアメリカンスパイスを加えたような感じで進行していきます。

ユマ・サーマンは嫉妬深いスーパーマンとかハンコックとかキャプテン・マーベルのような感じで自身がめちゃめちゃ高速で回転して煙を吸い上げたり、ミサイルを蹴っ飛ばしたり、目からビームだしたり、出入りの度に壁や天井にでかい風穴を開けたり、オフィスに超速で忍び込んで主人公をすっぽんぽんにしたり、車を宇宙まで飛ばしたり、サメを召喚したりもうなんでもありです。

ベッドシーンは只野仁のまさにそれでベッドそのものが動きます。

 

あまりにもバカバカしくて私は見てる最中に要所要所で大笑いしていました。

最後は色々あったけど登場人物ほぼ全員(悪役含め)がハッピーになり、うまくまとまった感もあり爽快感は無駄にあります。

 

かなりおバカですが私には笑えて最後も爽快感あるスッキリした終わり方なので、正直、くそ、こんなんで・・・という気持ちもありますが高評価でした。