映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】わたしは光をにぎっている(2019)

2019年。
松本穂香主演。
 
田舎の故郷を離れてちょっとした都会に上京。知り合いのおじさんの銭湯に居候。
働き口見つかるまでここにいろ→スーパーで働くけど根性なくて辞める→ニートに→いてもたっても居られなくなって銭湯の掃除をしだす
というのはなんとなく気持ちがわかる気がします。ニートが家事手伝いをして居場所を確保する的な意味で。
 
他にも価値観が合わない連中と一緒に食事をするシーンで逃げ出したくなるのを必死に抑えるとかそういうところも。
 
ただ、ストーリー自体は雰囲気系で面白くはありません。面白いとかそういうのを求める映画じゃないのかもしれませんが。
 
主演の松本さんは違和感なく演じていたように思いましたが演者としての力量はわかりませんでした。(顔は知ってたけど演技するのは初めて見ました)
 
バイプレーヤーの光石研さんはさすがベテランというべきか、うまく役柄を演じていたと思います。
 
最後の一コマは個人的には刺さらずなんだかパッとしない映画だなというのが正直な感想です。

【映画感想】ニック・オブ・タイム(1995)

1995年。

ジョニー・デップ主演。

 

突然拉致られたジョニー・デップとその娘。その犯人は時間内に知事を殺せ、さもないと娘を殺すと脅してきます。

さぁどうするジョニデ、という感じです。

 

 

まずなんだか設定がおかしいです。知事暗殺計画の実行犯にそこらへんの素人をスカウトするというのが謎です。めっちゃ不確実。いくらでも穏便に殺す方法あるでしょうに。殺しのプロに依頼するとか。

そういう設定のガバさが気になってなかなか本編に集中できません。

 

とはいえ、ツッコミどころを追っていくとそれはそれで面白いです。ストーリーは設定のガバさによりふわふわしていますが、つまらなくはありません。めちゃめちゃおもしろいというわけでもありませんが。

 

脇役(ターゲットの知事含め)がみんないい人ばかりでほぼ初対面な主人公に対してみんな好意的で協力してくれます。下手したら殺されるかもしれないのに。ここもまたツッコミどころですが、いい人は見てて不快じゃありませんし、これはこれでありっちゃありです。

 

特に義足の黒人の人はそんないい人軍団のリーダー的存在で娘救出の立役者として最後に大活躍します。

 

黒幕的な爺さんが最後にまんまと逃げるという点でラストの勧善懲悪爽快感はイマイチ。稚拙な脚本の中でも時に面白いとこなんかもあったり、ツッコミどころで笑えるポイントが多々あったりで邪道的な楽しみ方もできる映画でした。

【映画感想】ソーラー・ストライク2013(2013)

2013年。

SFパニック。地球滅亡系。

 

超テクノロジーを惜しみなくつぎ込んだ宇宙船が宇宙へ。しかしトラブルで太陽の中に突っ込みます。そしたら太陽が怒って地球にめっちゃ雷というか静電気のカーテンのようなもんが発生して地球滅亡の危機に。

 

これをどうにかするために太陽に向けて主人公のおっさんと親友が飛びだつ、彼らは地球を救えるか?という感じです。

 

いかにもB級SF地球滅亡パニックという感じの雰囲気で、実際そうです。主人公の自己犠牲ですべてが解決するというとこはB級アルマゲドンアルマゲドン20XXとかの)臭を感じます。

 

B級SFのテンプレに忠実な作品でした。

 

 

【映画感想】ウォール・ストリート(2010)

2010年。

マイケル・ダグラス主演。

 

23年ぶりの続編。

前作でダグラス(ゴードン・ゲッコー(役名))は若手のチャーリー・シーンを裏切って最後っ屁で刑務所行きになった覚えがありますが、今回もそうなるんじゃ・・・という展開をたどります。

 

今回は娘とフィアンセを裏切ってのし上がろうと画策したりと、ダグラスの性根は変わってないと思いきや、ラスト10分で驚き(そんな驚きませんが)の展開があります。

 

感想は、ちょっと最後できすぎとちゃうか、と思いました。

なんやかんやでダグラス(ゲッコー)はやり手だったんですかね。金を取るか家族(孫)を取るか的な二者択一ではなく、どっちも取ってアホみたいなハッピーエンドというのは前作とは真逆。まぁ、それはそれでいいのかもしれませんが。

 

対照的な二作だなぁという感想です。

 

【映画感想】オーバー・ザ・トップ(1987)

1987年。

シルヴェスター・スタローン主演。

 

スタローンが父親を演じるコテコテの親子モノです。

10年ぶりに再会した父と息子が最初はぎこちないけど、いっしょに時を共にしていくうちにだんだん打ち解けてきて紆余曲折あるけど最後はいい感じに・・・というのはヒュージャックマンのリアルスティールっぽいです。リアルスティールのジャックマンの役は最初マジで糞でしたが、こっちのスタローンお父さんは最初から親子関係に関してはまともで、普通に息子に愛情を注いでいます。

 

ぼっちゃん育ちの息子がスタンド・バイ・ミーキーファー・サザーランドみたいな地元のワルと腕相撲をして負けて、逃げたところを、励ますシーンとかいいですね。あとトラックを運転させてやるシーンとか。まさに古き良き親子もののロードムービーという感じです。

 

リアルスティールではロボットとシンクロしてバトルするトーナメントみたいなのを題材としていましたが、このオーバーザトップではアームレスリング(腕相撲)の大会があってそこで優勝すると富と名声が手に入るという事になっています。

 

ややもするとしょぼいと思いきや、結構盛り上がります。スタローンの腕の太さの倍はありそうな巨漢のチャンピオンとの対戦がクライマックスにありますが、お互い鬼気迫る表情と汗で、観客たちのボルテージもMAXなため結構アツいです。

 

最後は王道のエンド。オーソドクスですが、雰囲気がよくストーリーも及第点、みんなが期待するラストということで、結構良かったですね。

【映画感想】アサシン(1993)

1993年。

ブリジット・フォンダ主演。

 

凶暴な女囚が表向きは死んだと見せかけて、影では暗殺者として暗躍・・・ってニキータやないかい!と思いきや、ニキータのリメイクでした。

 

フランス映画のニキータをハリウッド映画としてリメイクした作品がこのアサシンという作品のようです。

 

ニキータは去年見たんですが、終盤の記憶がさっぱり抜け落ちていました。最終試験で窓から逃げ出せなくて最終的にダストシュートから逃げ出すシーンや、その後恋人ができて葛藤の中暗殺業をするという展開までは覚えていました。

 

なので最後の展開だけ抜け落ちているという状況はある意味ラッキーでした。どうなるか楽しみなので。

 

感想は、結構良かったです。面白かった。主演のブリジットさんも良かったです。

 

すべてが終わった後に、師匠的ポジションの男と恋人の男のやり取りがいいですね。最後のオチも余韻があっていい感じ。

 

ニキータの終盤の展開は忘れてしまいましたが、こっちのアサシンは結構良かったですね。

【映画感想】ケース39(2009)

2009年。

レネー・ゼルウィガーブラッドリー・クーパー他。

ホラー映画。

 

児童虐待されていた少女が両親に殺される寸前で助けた女性の児童相談所職員(主人公)が里親となり一緒に暮らし出してから周りに異変が起こり始め、担当していた子供が両親を殺害したり、恋人になりそうないい感じだった人が謎の死を遂げたりオカルチックな出来事が頻発。そして主人公にも魔の手が及び・・・という感じです。

 

いままで見た中ではエスターっぽいです。少女がオカルチックな超能力でだんだんその本性を表していく過程とか。

 

ただ、あんまり怖くはないですね。ブラッドリー・クーパーがハエの大群に襲われて死ぬシーンも不快感こそあれど恐怖という感じではないですし。

 

終盤の展開も力業という感じ。ラスト、主人公は確かに勝利しますが、あの後に刑務所に入っちゃうんじゃ・・・と思うと後味も悪いです。

 

まぁ普通ですね。