ドラゴンボール劇場版。
敵は悪のスーパーナメック星人であるスラッグ。
感想は結構楽しめました。
序盤の一見無意味なハイヤードラゴンと悟飯の口笛ダンスは何気に伏線で終盤の窮地を救うことになります。
前半は地球にスラッグ一味が襲来し、地球全体を雲で覆い、太陽が届かなくなってしまったために寒冷化現象が起きます。
これはスラッグ一味が太陽の光に弱いからそうしたのです。
その後スラッグはドラゴンボールで若返ります。
このへんはピッコロ大魔王と同じなので原作のオマージュでしょうか。
オマージュと言えばピッコロが敵の気弾の嵐から悟飯を身を呈して守り力尽きるというシーンもありました。
後半にピッコロが自分の耳を引きちぎるシーンが衝撃でした。
超サイヤ人だ孫悟空と銘打ってはいますが、超サイヤ人っぽい姿にはなりますが、正式な超サイヤ人ではないです。
確かに超サイヤ人特有の黄金のオーラを纏ってはいますが、悟空の姿形が超サイヤ人床となります。髪の毛は逆だっておりますが、髪の毛の色はちょうど悟空がアニメで界王拳を使ったような色になっています。また、目は白目をむいていて意識がないような描写になっています。
なんとなく大猿を彷彿とさせます。大きな猿の姿にはなりませんが。
近くに仲間がいなかったため見境なしに本能のままに闘うかどうかはわかりませんが、敵は認識してそうな感じでした。
その形態でスラッグを圧倒しますが、意識を取り戻すと同時にその形態から通常の愚空に戻ってしまいます。
その後スラッグは巨大化します。これは原作の第23回天下一武道会(悟空にとっては3回目でマジュニアが相手)でマジュニア(ピッコロ)が見せた巨大化のオマージュです。
窮地を救ったのは悟飯の口笛。ここで原作には描写のないナメック星人は口笛が苦手という鳥山設定によりスラッグの動きを封じ込めます。前述のピッコロ耳引きちぎりシーンはこの余波を受けないための対策でした。
反撃はピッコロが悟空にパワーを送るところからはじまります。ネイルがピッコロに力を渡したときのような描写がありました。しかし、流石に同化はしませんでした(もともと種族が違うためできませんし)。
力を取り戻した悟空は界王拳をし、ピッコロパワーも乗せて巨大化したスラッグの腹を突き破ります。
ここで終わりかと思いきや再生能力があるナメック星人のためかタフで腕を伸ばしてまだ攻撃をしてきます。
そして最後は暗雲を突き破り太陽の力を取り入れた元気玉をスラッグに放ちENDです。
腹を突き破って終わりかと思いきや、更にその先があり見ごたえがありました。
最後はナメック星時の腕が地面からにょきっと現れスラッグ生きてる!?からのそれはピッコロさんでしたというお約束もあり。
どうも仙豆で耳の怪我は治らないらしいです。その後自分の耳を再生して耳がぴょんと出てきたところはちょっとかわいかったです。
劇場版では結構原作のネタも盛り込んできて割と楽しめました。