1996年公開。ジャン・クロード・ヴァンダム主演。
アクション映画としてのレベルは高いほうだと思いました。
ヴァンダミングアクション炸裂。
後半は立て続けのチェイス&アクションで終盤まで畳み掛けます。弟の恋人とのイチャイチャシーンや貸し金庫に弟の遺品を弟のフリして取りに行くところ以外は基本的にずっとアクション。弟のまだ見ぬ兄に対するメッセージはほろりとくるものがあります。
敵はFBIの二人とマフィアの悪い連中。サウナのシーンで主人公兄弟を我が子のように思ってるボスが身内に殺されてしまったのが残念。部下のハゲヒゲに殺られてしまいました。
敵マフィア側にめちゃめちゃ強いやつ(肉弾戦)がいて作中の描写的にガチで殴り合うとヴァンダムよりも強そうに描かれていました。金髪の龍が如くに出てくる郷田龍司っぽいやつです。なんだかんだでこいつが武器なしだと最強っぽいです。
一番かっこいいのは終盤のハゲヒゲマフィアと人質に取られているどこか黒田勇樹を彷彿とさせるルックスの警察の相棒が乗っているワゴンの運転手にヴァンダムがヘッドショットを食らわすシーンですね。
その後相棒を助ける際にハゲヒゲが足を掴んで我先に炎上する車内から逃げようとするシーンでヴァンダムがそいつを先に助けたと思わせておいて「割り込みするな!」とぶん殴ってまた落とすシーンはちょっと笑えました。
ラストの豚がいっぱいぶら下がっている場所でのバイオ7っぽい戦闘シーンも見応えあり、とにかく終盤のアクションの畳み掛けがやっぱり面白い。
ヴァンダムの作品はハードターゲットをながら見しただけですけど、この『マキシマム・リスク』はアクション映画として普通に面白かったです。