2011年公開。リュック・ベッソン監督。
主人公はカトレア。最初は少女時代です。
少女カトレアの良心はドンルイス一味により殺されてしまいます。そして一人残されたカトレア。
少女役の子役(10歳くらいの見た目)のアップが印象的なオープニング。
ああこの娘もこの間見たレジェンドオブチュンリーみたいな感じになるのかと思いきや悪党グループの親玉の手にナイフぶっ刺して逃亡という斜め上の展開。
ものすごいアクションで街中を駆け抜け下水道に滑り込み多数のわるい大人相手を煙に巻いて逃亡に成功します。
逃亡先の大使館でもゲロを吐いて証拠を体内から吐き出すという・・・あんたHUNTER×HUNTERのキルアかよ・・・と思うほど。つかみはとてもおもしろいですね。
大使館からも逃亡。航空機でシカゴに渡ります。
その後素手で拷問してる真っ最中のおじさんの元を尋ねてそこで少女らしく涙を流します。
おじさんはプロの暗殺者のよう。
殺し屋としての教育(銃)か学校(バック)を選ぶかをおじさんは迫り後者を選びます。
ここで少女編は終わってしまいました。
そして大人編。
留置所のターゲットを殺すためにわざと留置所に入り、換気扇を止めたり時間稼ぎするために警官を利用して殺しを偽装して徹底的な捜査網をかいくぐり何食わぬ顔で元のところに戻るというのが大人編のつかみでした。
それにしても大人になったカトレア役はスタイル抜群ですね。アバターで有名な人らしいですが私はアバターは見たことないです。
カトレアは暗殺者になったようです。
暗殺してカトレアの花を置いておくそうです。
手をさされた男はダンディーな髭を蓄えた男になっており、未だ組織の一員。組織のボスは少女カトレアが一連の暗殺の首謀者だとすでに気づいている様子です。
娘の暗殺についておじさんはよく思っていないどころかお前を守ってやってるのに何てことしてくれとんじゃとお怒りです。
カトレアも反抗的です。
大御所犯罪者(デブ)の屋敷に暗殺のために忍び込むカトレア。
サメが泳ぐプールを通ります。血が出てないとサメは人を食べに来ないもんなんですかね。
大量の警備員が導入されますが描写なく全滅させられています。
察知して目覚めたデブがプールに。
デブの足を撃ち、ガラスを撃ちプールに落としてサメに食わせるという殺し方をします。
すでに敵に目をつけられていておじさんの仲間が何人か殺されてしまいました。カトレアのせい。
そしておじさんとも縁を切られてしまいました。
カトレアの恋人が何気なくカトレアの寝顔を撮ったことがカトレアを窮地に陥れる発端になります。
画像解析、逆探知によりカトレア、ダニーもろともFBIに居所を見つけられてしまいます。
しかしカトレア側も用意周到にこういう時の準備をしていて爆破に乗じて逃げます。
エレベーターを滑り落ちていきます。
そしてカメラを破壊、逃げおおせることに成功しましたが、家に戻ると育てのママもおじさんも殺されていました。
取り返しのつかないことをしてしまったカトレアはその場で泣き崩れごめんなさいと嗚咽を漏らします。
そしてFBIの捜査官の家に忍び込みました。警察官の家族を人質としてロス捜査官を脅します。
ドンルイスはCIAとつながっていて政府に守られていてそれがFBIが手が出せない原因のようです。
翌日ロスはドンルイスとつながっているCIAの人間に直で会いに行き自分の身に起こったありのままをそいつに打ち明けます。
そいつのオフィスにライフル弾を打ち込み威嚇。ドンの居所を聞き出すことに成功します。
そして巨大なトレーラーに乗り込むカトレア。ラストバトル。敵側も入念に準備をしています。いきなりロケットランチャーをぶっ放して虚をつきます。逃げるドン一味しかしトレーラーで塞ぎます。
ここからはもうカトレア無双です。そして因縁の相手とのタオルやベルト、歯ブラシ等を使ったアクション。男も意外と強くて結構いい勝負をします。最後はまたサメパターンでした。
最後は恋人との会話でしたが、悲しい女性の話でしたね。哀愁漂うものでした。アクション自体は爽快で親の仇も無事に討てましたが、言え育ての親も殺され恋人ともいっしょに居られなくなり救いようがないなぁと思いました。悪人とは言え人間ですんでそんな人間を殺しまくってしまったがゆえのこのENDなんでしょうかねぇ。
それよか気になったのはやはり中盤での親の言いつけを守れないバカ娘っぷりですね。やってることが短絡的なDQNの発想というのも・・・暗殺技術も文句なしで恋人も作ってそれなりに幸せにやっていたのに復讐心に駆られてあのような自分のファミリーを危険にさらす天誅まがいな行為をやっていたというのはう~んという感じです。親を殺された人の気持ちが明確にイメージできないというのもあるんですが。
結構面白かったんですけどいろいろあって見終わった後なんとも言えない微妙な気分になりました。