映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】天使にラブ・ソングを… (1992)

1992年公開。

 

この映画は有名ですが見たことがなかったです。主人公はヤクザの大物の愛人。しかしヤクザだということは気づかずに不倫をしていた。たまたまその交際相手のヤクザが運転手を殺すとこを目撃。証言台に立たれるとたまったもんじゃないので主人公は以後追われる身に。裁判まで2ヶ月間逃げるために修道院に乗り込むというのが導入でした。

これがいいですね。

いつ見つかるかわからないという緊張感が頭の片隅に常に感じることになるからです。

最後どうなるんだろう?という知りたい欲求にも繋がっています。

 

 

ストーリーがまだ半分だというのに脇役のキャラたちがすでに立ってるのがすごいと思いました。

小柄のシャイな女の人や太陽のような恰幅の良い女性とか。

ヒール役の院長もいい味を出しています。悪い人じゃないんですけどね。古い人なだけで。

 

そんな中2日後に裁判ができることに。

良い知らせなんですけど嬉しくないウーピー。

この院長も2日後にやめることになっていたそうだ。

院長は最終的に聖歌隊に参加するのかな?と思いました。

 

しかしあとちょっとというところでウーピーが修道院に匿われていることがバレてしまいます。

明日法王の前で歌うという時です。

ウーピーと小柄の女の人が拉致されてしまいます。

小柄の女の子を救い出してウーピーはそのまま運ばれていってしまいました。

 

そしてウーピーの正体も修道院仲間の知るところとなりますが、信頼は絶大でなんとも思いません。

緊急事態に院長も協力します。

ヘリの所有者にシスター軍団が祈りのパワーで詰め寄りヘリを飛ばすことに成功。

 

まさに「転」ですね。予想外の展開。

 

今にも殺されそうなウーピー。

しかし尼さんを撃ちたくない部下二人はなかなか撃てません。

 

そんな中尼さん軍団到着。

 

ウーピー側も尼さんフォースで粘ります。

そしてアーメンW金テキで逃げます。

ここはコメディーですね。

逃げる時は普通にぶっ放してますが。

 

めちゃめちゃ俗っぽいラスベガスの街に尼さん軍団が駆け回るシーンはあべこべで感満載。

 

そして院長が指揮する尼軍団がウーピーを保護。

みんな後ろ姿は一緒なのでそれが陽動になり惑わすことに成功しますがついに追い詰められてしまいます。

 

そして院長の見せ場。やっぱかっこいいですね院長。

院長は辞意を撤回。

 

そしてラストへ。

という流れです。

 

キャラがいいですねやっぱこの映画。教会のやたらと融通の聞く神父さん、正義感の強い大柄な黒人刑事とか悪役の人たちもどこか憎めない感じ。

 

初めて見たので思ったよりあっさり目でしたけど、登場人物がいい人づくめで人間ドラマやGTOのようなテンプレにウォーターボーイズのような要素等色んな要素が盛り込まれていますが、スパイダーマン3のように空中分解せずシンプルながらもうまくまとめられていました。純粋に心が動くし名作と言われているのも頷ける映画でした。