1975年公開。スティーブン・スピルバーグ監督。
いやー面白かった。これはマジで超名作ですね。容赦なく面白かったです。
サメ映画の祖にして最高傑作。
後半のモンハンみたいな展開は襲われたり止んだりで緩急の使い分けが巧み。
サメにしても追い詰められるシーンをタルで表現しているのがよかった。それがためになっていて、終盤のお披露目と仲間が食われるシーンが映える。接近をタルで表現するアイデア自体もすごい。
仲間たちも最初は互いになんじゃこいつと思ってるんだけど、ともに恐怖を分かち合う内に砕けた仲になっていって仲良しなシーンも。
ところがクイントが無線をぶっ壊してまた揉めたりとなります。
直接サメに食われる恐怖だけでなく徐々に船が壊れていき死が近づいてくるという間接的な恐怖の演出もいい。
やっぱり演出が神がかっていて今でも余裕で見れますね。
最後の船が傾き今にも沈みそうに斜めってるシーンが印象に残りました。
これは最近見た映画の中では頭一つ抜けて面白かったです。