映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【ドラマ感想】シャイニング (1997)

1997年制作。

 

わたしは1980年のシャイニングは見たことがありません。

このドラマ版ではじめて見ました。

原作者のスティーブン・キング総指揮でドラマ化されたものだそうです。

3エピソードで合計4時間超えの大作。

 

オーバールックホテルという幽霊屋敷を舞台にしたホラー映画なんですねシャイニングって。と言っても自分が見たのはドラマですけど。

主人公は以前酒で癇癪を起こし息子の腕の骨を折ってしまったらしく酒で家庭をぶっ壊しかけた人物のようで断酒会に出席するほど。

頑張って禁酒している人物です。

 

主人公の子供の特殊能力は事ある度に都合よく発動してピンチを切り抜けるのかと思いきやそうでもありません。多少興奮してもラップ現象やポルターガイスト現象のようなものは起きません。

 

「輝き」という特殊能力を備えていることが冒頭の同じ能力を持つ黒人男性から告げられます(前述)。ホテルの幽霊が幻覚を見せにきても大丈夫なおまじないを教えます。

そしてやばくなった時は自分を呼べと言い、その黒人男性は終盤に実際に助けにくるわけです。

 

幽霊たちは主人公たちを徐々に取り込んでいき、力を強めます。そしておまじないが効かなくなるくらいにこちらの世界に出てきて主人公たちはピンチに陥れます。

 

最終的に主人公のお父さんが幽霊に毒されてだんだん狂人と化していく過程がよくできていたと思います。最終的に狂人になり、妻のお腹にハンマーを思い切り振り下ろしたり膝を砕いたりとおかしくなってしまいます。

ただ、子供に対してはそのような狂人となり(幽霊たちのいいなりに)つつも僅かながら残された理性で踏みとどまるという葛藤が表現されていました。

主人公の子供(ダニー)の成長した姿がダニーが子供時代に「輝き」で見ていた青年の姿に似ている気がしましたが同一人物なんでしょうかね。

 

最後は主人公であるお父さんが爆死してしまいます。エンドは時間が経過して子供がスクールを卒業する場面。幽霊のお父さんが愛してるよと告げて終わります。ということで終わり方は救いがあるものでした。

 

終盤は普通に怖かったです。顔を血だらけにした主人公の演技は圧巻。すごい演技力です。あと前半のバスルームの女性の顔が純粋に怖かったです。

 

映画バージョンは内容が違うらしくいつか機会があれば見てみたいと思います。