2019年公開。POKEMONを実写化した映画。
いきなりミュウツーが研究所から脱走。
空を飛ぶ鳥がポッポとかピジョン。
次にカラカラが出てきます。
竹内涼真結構渋い声してますね。
主人公がカラカラを捕まえようとします。捕まえたことないんですかね。
カラカラに反撃されてしまいます。ポケモンなしに草むらに入ってはいけない。基本ですね。
父親の訃報を受け主人公はポケモンと人類が共存する街ライムシティーへ。というのが冒頭です。
そこで父の事務所に行くと探偵帽をかぶったピカチューがいて何故か主人公とピカチュウは会話をすることができるというドクター・ドリトル的な能力を持っているのかこの主人公は?となります。そしてピカチュウとともに父親の死の真相に迫るにつれてある脅威がそれを阻止しようとするという流れになります。
見終わって思うことは見ている最中はよくわからなかったけど、ピカチュウの正体はなるほどと思いました。過去のホログラム映像で全てがわからないように隠していたんですけどもう少しわかりやすくできれば尚よかったと思います。最後まで一気に見てもちょっと理解がおぼつきませんでした。探偵と冠しているだけあってそこそこ複雑です。ただ、物語中盤であったピカチュウとリザードンのバトルを中心に描いてもネタぎれですし、ポケモンリーグまでを描こうとしてもとても2時間じゃ描ききれないだろうし、こういう路線に企画が落ち着いたんですかね。
でもイマイチな評判(どこがいまいちなのかは調べませんでしたが)の割には構成はよかったですね。また最初から見て細かいところを確認しながら見てみたいなと思いました。それは化けている人がミスリードに使われたりして理解するのに手一杯でそのへんを楽しむということが一周目ではなかなかに困難を極めたからです。
しかしながら、もう少しポケモンと人との融合(ストーリー展開で本当に融合しちゃいますけど)を描けなかったのかといういちゃもんも若干あります。どこか絵空事感という名の違和感のようなものが抜けなかったです。
それはある種長年自分の中に染み付いたポケモン像というものとこの映画に出てくる実写化されたポケモンとが擦り合わずに摩擦を起こしているからなんじゃないかと思いました。
鱗だらけのリアルリザードンを見た時にも「これじゃない・・・」感を感じましたし、ピカチュウの表情(特に眉間のシワ)も気になりましたし、ピカチュウが水に濡れたときの水に濡らしてしまったぬいぐるみのような口悪く言えば「汚らしいぬいぐるみ」感を感じましたし、ほっぺたの赤い部分の質感もあれは単なる色の違う毛じゃなく肉球感を出してほしかったなぁというのもあります。
水をまくゼニガメや交通誘導するカイリキー等もとってつけた感を感じます。なかなかアニメのようには行きませんねぇ。まぁ実際には存在しない生物を違和感なく実写にしろというのが無理な注文なのかもしれません。
しかし第二弾あるんですかねこれ。まぁ興行収入いかんなのが前提なのですがそこそこ良かったと仮定して作れるでしょうかねぇ。個人的には全大敵には「微妙」だったかなと思いました。でもEDはすごいよかった。描き下ろしたんですよねあれ。