2007年公開。
ゾンビが題材のパニックホラー映画ですが、なんともイマイチでした。
主役格の姉弟に苛つきます。勝手な行動により街一つ壊滅させるほどの大罪を犯しているにも関わらず生き残り、まともなあんちゃんがこいつらを助けるために焼け死ぬのはどうにも納得が行きません。
というか登場人物にん?と思う人物が多くグロ描写も過激なため胸糞映画です。
親父が家族を見捨ててるのはよしとしましょう。結局最後に頼れるのは自分だけですし命会ってのものだねです。親父は別にそんなに薄情な人間でもなく船で逃げる時は思わず溺れてしまった仲間を助ける素振りも見せます(ゾンビになって断念しますが)。
そんな親父が後に特異体質で感染はしているけれど発症(ゾンビ化)にならないという見捨てた妻をゾンビになるや否や殺してしまった時点でこの映画の脚本に対して何か嫌な予感を感じましたが、その後の子供のフリーダム具合や市民前殺し命令でそれを確信しました。もうめちゃめちゃです。正直脚本家はサイコパスなんじゃないかと思いました。
ウイルスに感染してしまってゾンビになってかなりしつこく粘りますがこの粘りがなんともまたいやらしいです。おとなしく成仏させたれやと思います。
その後も事ある度に主に子供を中心にイラッとします。
最後はどさくさに紛れて人類は救われたと思いましたが28日後にまたぶりかえしたと思われるこれまた嫌な終わり方。
もう何なんでしょうこの映画はと思いました。
ただ、映像の迫力はすごかったです。グロもふんだんなのでグロ方面に明るい方は一見の価値ありだと思います。