1988年公開。
ブルース・ウィリス主演の有名アクション映画シリーズの一作目です。
初めて見ましたがアクション映画としてとても楽しめました。
伏線回収も見事で最初のロレックスが最後の最後のトドメになろうとは思いもしませんでした。
ヒューマンドラマとしても巧いです。
主人公がお互いに顔も知らない黒人警官と友情を育むという伏線が最後に効いてくるのがいいです。
13歳の子供を誤射で殺してしまって以来トラウマにより銃を撃てなくなってしまった黒人警官。
事件を通して友情を育む過程で黒人警官は思わず過去のトラウマを話します。
事件は解決して二人は初めて顔を会わせます。物言わずとも心は通っていたためひと目見ただけでわかります。互いに戦った戦友同士の抱擁は感動するシーンでこれで終わりでもいいんです。しかしその後ゾンビのようにしつこい中ボスが最後の最後で油断しているところに出現(こういう映画のあるあるですね)して主人公がピンチになったところを黒人がトラウマを捨て去り守りために発泡するシーンはすばらしいと思いました。
犯人側も魅力的で顔を見られていないのをいい事に人質のふりをしたりと絡め手も使ってきます。
これだけ色々な伏線を散りばめつつ各要素をまとめて仕上げた点はエンターテイメント作品として傑作だと思いますし、続編制作に至ったのも頷けます。