2017年公開。
OP前から子供がピエロに腕を引きちぎられて排水口に引きずり込まれるというショッキングな導入です。
恐怖映画と思いきやその恐怖はびっくりさせる系とグロ系。
恐怖をテーマにしていますけど、それを乗り越える子どもたちの奮闘ぶりを描いているためスタンド・バイ・ミーのような青春映画要素もあります。
家族で見れるかと言うとメガネ少年のシモネタがきっついので厳しいかと思います。しかしメガネ少年が実にいい味を出しています。一番キャラが立っていましたね。
子供にしか見えない悪魔のピエロが敵役で、相手が恐怖に陥れば陥るほどそれが美味となります。恐怖を食らうだけでなく人肉も喰らいます。
序盤での主人公の少年と弟のやり取りが終盤で敵のマヤカシを打ち破る伏線になっています。
ピエロは度々舐めプしているように見えますがそれは恐怖を徐々に高めさせることで「美味しく」味わうためにやっていることだと思うと納得が出来ます。
子どもたちにしか見えないピエロで子どもたちがトラウマや恐怖を克服すれば十分太刀打ちできる相手というのが面白い設定です。子供たちだけにしか倒せない存在なのです。
子どもたちがメインの割に胸糞シーン多めなのでいまいち乗れませんでした。