映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】スタンド・バイ・ミー (1986)

1986年公開。

 

これまた前評判の高い作品。しかし大人になってしまった時に初めてみても残念ながらあまり響きませんでした。

 

公開当時に見た人、あの子達と同じような境遇の子供、子供時代を送った人、あのような子供時代の青春を送った人が見れば胸が締め付けられるのだろうかと思いましたが、私は淡々とした青春時代を送ってきた身なのでどこか別世界の出来事のような印象を抱きました。

 

まず思ったのは子供がタバコを吸っているシーンに関するものです。12歳でタバコを吸うという感覚がピンときません。当時のアメリカの子どもたちの不良はみんなこんな感じだったんでしょうかね。というか映像にしてもよかったのかなぁと思いました。

 

そしてこの作品に対しての記憶というか上っ面だけの印象は子供4人が何かする、線路で何かするというものでしたが、まさか死体探しが目的だとは思いませんでした。

 

もともと友達だった4人。二日間の冒険で互いに弱みを見せたり(誰にも言えない本心を打ち明けて涙したり)と絆を深めたりしたものの、中学後は疎遠になるというのが妙にリアルでした。思えば小学校に遊んだ連中。中学で疎遠になってから顔を合わせても妙に余所余所しかった覚えがあります。

 

出演者としてはリヴァーフェニックスが小さいなぁと思いました。あと24のキーファー・サザーランドも悪役で出ていました。

 

多少のシモネタや喫煙シーンはあるもののどぎついものやしつこいものでもないのでファミリーでの視聴もいけると思います。

 

私自身はこんなもんかという感想でしたが、この映画に思い出補正をお持ちの方やノスタルジーに浸れる方は楽しめる作品なのではないでしょうか。