映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】プラトーン (1986)

1986年公開。

ベトナム戦争を題材にした戦争映画。

チャーリー・シーン主演。

 

戦争禍における人間を描いています。

戦争において善も悪もないと思いますが、主人公サイドの軍が村に火をつけて焼き払ったり(上からの命令ですが)、レイプしようとしたり(主人公とまともな人が止めたので未遂)したりヒール側の描かれ方を一部していてやや新鮮でした。主人公側も殺したくないけど仕方なくという久能も描かれています。

とてもまともな精神じゃやっていられないのでラリったりもします。主人公ももちろんやりますがやりすぎ注意とた仲間にたしなめられるシーンもあります。

最初主人公はルーキーで戦争禍で成長していく過程も描かれています。主人公はまっとうな心を持っていてメンバーの中ではいいやつにグループ分けされます。

 

メンバーの中にもいい上司と悪い上司がいていいやつは途中で悪いやつに戦争のどさくさに紛れて殺されてしまいます。主人公はそれに気づいていて殴りかかろうとしますが止められ、最後の最後で主人公もそいつに襲われ命を奪われそうになりますが・・・偶然のちからで切り抜けます。

そして、立場が逆転し、命乞いをするその悪いやつ。主人公は助けるのかどうか気になりましたが、容赦なくトドメをさします。

 

最後の回想で自分の中にはそのいい上司と悪い上司の両方の血が流れているといいます。最後の容赦ないトドメが悪いやつの血を引いているということなんでしょうかね。

 

戦争禍の人間模様を真面目に描いてる映画でした。