2006年公開。
911事件の際に同時に起きたユナイテッド93便ハイジャック事件を題材にした映画です。
どこまでが真実なのかはわかりませんが、実際に起った出来事の再現(乗客側の生存者はいないため航空機内の描写はフィクションに近いと思いますが)なので生々しさや緊迫感が画面から伝わってきます。
乗客たちは死を覚悟し、電話で家族に最後の言葉を伝えたり、金庫の暗証番号を教えたりします。
映画の犯人の目的はたいてい金なんですけど、信念の名のもとに自分の命をも犠牲に出来る犯人の恐ろしさを感じます。
内容的に気軽に見れない重い映画です。
Youtubeでワールドトレードセンターに航空機が突っ込む映像を見返しましたが自然と涙が出ました。この映画を見たからというのではないと思います。なんで涙が出るのかはわかりません。ただあの映像を見ているだけで涙が出てくるのはなぜなのでしょう。当時私はまだ子供だったのでことの重大さを理解していませんでしたが、今になるとあの日私は世界が変わった瞬間を目撃したんだなぁと思いました。