映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】カットスロート・アイランド (1995)

1995年公開。

この映画は内容というよりもギネス記録を持っていることに目がいってしまいます。1億ドルかけて制作されたのに興行収入はその1割ほどで最も興行赤字が多かった映画としてギネス認定されているそうです。日本で言う所のファイナルファンタジー(映画)ですね。制作会社はその後潰れたそうです。この映画だけが原因じゃないそうですが。

 

1995年の映画ではありますが、画面からめちゃめちゃ予算かけて作られた映画なんだなというのが伝わってきます。CGは使用されていません。この時代のCGは今見ると笑っちゃうくらいのレベルなのでそれはわかります。

衣装やセットは豪華ですし、音楽も無駄に迫力があり、なんといっても気前よくその豪華なセットが吹っ飛ぶ様は圧巻です。それだけにストーリーがもうちょっと面白いかったらなぁと思うコスパの悪い映画という印象でした。

内容は海賊、冒険ものなのに淡々としています。脚本はそんなに面白くないと感じました。

冒頭に口元にほくろのある貴婦人が映画の中でブサイク認定されていました。ああこういう顔が白人のブサイクなんだなぁと失礼ながら参考になりました。ちなみに目鼻立ちはいいけど間延びしたアデノイド顔にほくろがくっついているというような顔立ちをしていました。

 

最後の船同士が近距離で互いに砲撃したりくっついてからの戦争シーンはエキストラの数がすごく、なんと言っても最後の船まるまる一隻爆破するシーンの迫力がすごい。

最初と最後だけ見ればいいという映画でしたね。