映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】6才のボクが、大人になるまで。(2014)

2014年公開。

 

一人の少年の6歳から18歳までをリアルで描くプロジェクトの映画。

というか家族全員がリアルタイムで老けていきます。

面白い試みですが、2時間45分もあります。制作側としては1クールのドラマ並のボリュームにしたいと思うのは想像できますが、物語自体が日常系のいち部分の切り取りで出来ているため淡々としています。

アメリカのごく一般的な青年の青春時代だと思います。日本でも普通の(ある種理想の)青春時代を送ってきた方なら共感できる面もあると思います。

 

私にはあいませんでした。この映画内に出てくる家族に感情移入できればもっと別の感想を抱いたと思います。6歳から18歳というのも絶妙です。一気に時間を飛ばすと子役で事足ります。しかし小学校低学年、高学年、中学生と体が徐々に生育していく過程は代役だと難しいです。だからこそこの年代を選んだんだと思いました。でも主人公○○歳とか3年後とかいう表記はなくいきなり微妙に成長していたのがちょっとわかりにくいなと思いましたが、それだと演出的にダサいという判断かもしれません。

 

中学生以降は微妙でしたが、小学生時代のエピソードは起伏に富んでいて意外と悪くありません。父親と一緒にキャンプにいくエピソードは普通にいいです。

 

そのうち一人の人が生まれてから死ぬまでを描いた映画も出てくるかもしれません。