映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】8mm (1999)

1999年の映画。

ニコラス・ケイジ主演。

 

スナッフフィルム(殺人ビデオ)をテーマにした作品。とある大富豪の死後金庫の中からスナッフフィルムが発見され未亡人の依頼により詳細を調べることになった私立探偵である主人公が実行犯の黒マスクの男の行方を調べていきやがて真相にたどり着くという物語です。

 

まずこの映画はお茶の間が凍りつきますので家族で見ることをおすすめしません。裏ビデオ絡みのシーンがこの映画の半分近くを占めるためポルノ映像てんこもりで、登場人物が卑猥な汚い言動を吐きまくりますので要注意です。

 

映画自体は淡々と進んでいき特に衝撃の展開とかはありません。普通に調査して普通に真相にたどり着き最後にひと悶着あるというオーソドクスな流れです。そのため大どんでん返しに期待する人はこの映画にさほど価値を感じないと思います。

 

最後に関係者を殺害するに至る動機が弱いかなと思いました。これから養っていかなければならない妻子のいる人間が赤の他人の死の原因に首を突っ込み、入れ込むあまり必殺仕事人のようなことをしてしまうというのもう~んという感じでした。

最後に被害者の遺族に遠回しに○してもいいかな?→いいとも!と言質を取ってから殺すというのはおっと思いましたが。

 

よくあるサスペンス映画という感じです。