2004年のSF映画。
主人公はウィル・スミスです。刑事です。舞台は2035年です。街なかに産業用ロボットがいっぱいいます。
犬を散歩させたりゴミをゴミ収集者に詰め込む業務とかをロボットにさせている時代です。
ウィルはロボが嫌いです。女の子と自分が海に落ちる事件がありました。どちらかしか助けられないという状況です。ロボットは計算してウィルは45%、女の子は11%の確率で命が助かると見積もりを出します。その結果に従い、ウィルを救ったのです。
ウィルは女の子を助けたかったんです。そういう経緯でロボットが嫌いになりました。
そんな中ロボ設計の父である偉大な博士が死にます。博士とウィルは知り合いです。ウィルは助けられた際にに体の一部を欠損しました。それを最新技術で蘇らせます。パンチ力も上がりましたしダメージを受けてもジョジョ7部のホットパンツのようにスプレーを吹き付けることで怪我があっという間に治ります。なのでウィルはちょっとした超人です。
博士が自殺か他殺か微妙なところです。ウィルは他殺と見て捜査します。
ロボの設計は博士ですが、製造は別の会社がやっています。そのトップの人が怪しい感じです。それとは別にヴィキと呼ばれるロボットを統制するマザーコンピューターのようなマシンもあります。
ウィルは博士の部下の女の若い博士と接触します。
その時に自分の意志を持つロボット「サニー」と出会います。
サニーは逃げますが編みに絡め取られて捕まってしまいます。
サニーは与えられたプログラムを離れて自分の意志を持つロボットです。なんのために博士がサニーを作ったのかは不明です。
ウィルは量産ロボット(大量)に度々襲われます。
サニーは夢を見ます。見た内容を絵に書いたりします。
ある日ロボットたちは反乱を起こします。会社のトップのいかにも怪しげな人は殺されていました。
黒幕はマザーコンピューターのヴィキの仕業だったのです。
ウィルとサニーと女博士は3人で協力してヴィキを倒します。
自由になったサニー。サニーは自分が見た夢の中に出てくる丘の上にいた者でした。
AIの暴走というのがテーマです。2000年代前半なのにCGがんばってるなと思いました。
しかし中身はよくあるアクション映画でした。アイロボットというタイトルの感触から家庭用ロボットのようなドメスティックな物を勝手に想像していたんですがガチガチのSFアクションでそこは少し残念でした。
顛末は博士がヴィキの支配からロボ暴走を予見しサニーに殺させることで(自殺)ロボ嫌いのウィルに現状をなんとかさせようとしたとかそんな感じです。ちょっと実現可能性低いんじゃないかと思いましたが、まぁいいでしょう。
最後はロボ嫌いのウィルとサニーが互いを認めて終わりというハッピーエンドです。
割と普通のAI崩壊系の映画。なかなか面白かったが突き抜けるものはありませんでした。
ウィル・スミスの肉体美がいいです。それとヒロインの女博士が最初これもロボットなのかと思いましたが違いました。感情の起伏がないだけでした。しかしこの女博士を演じている女優さん、なんというか表情に癖があり、今にもくしゃみがでそうな顔をして泣きそうな顔をするなぁと彼女がその表情をする度に思っていました。