映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ハンコック (2008)

2008年の映画。

ウィル・スミス主演。

 

主人公は無敵です。空飛べますし銃弾もききません。ドラゴンボールの悟空みたいなもんです。

物語にはフリーザとかセルみたいな存在おらず戦闘力5くらいの人ばかりという強すぎてゴメンな世界観で一体どう面白くするんだろうというのが気になりました。

 

記憶喪失の主人公ハンコック(ウィル)。人助けしますが同時にインフラも破壊するしクジラを放り投げて助けたりしてるのでみんなからクズと言われています。そう言われる内にひねくれます。でも基本いいやつなんで事件が起これば一応人助けします。

 

お人好しのPR会社の人が彼に目をつけ刑務所に入ってみたらと言います。超人なんでいつでも脱獄できますけど。

ウィルが刑務所に入ってから犯罪率が30%上がります。

ある日警察でも手出しができない銀行強盗事件を「紳士的に」解決して一躍ヒーローに。

 

RP会社の人には奥さんと子供がいます。奥さんはシャーリーズ・セロンです。

ウィルとセロンは近づきます。セロンと近づいたウィル。無敵のウィルの手にあざが。ウィルの話を聞くと不自然に涙を流すセロン。ウィルとセロンがキス。どれも伏線です。そのキスですが最初は受け入れるもウィルと同じパワーを発揮するセロン。セロンも超人でした。

 

二人で話すことに。妹と兄だと説明するセロン。その説明が嘘であることを察知したウィルは夫にバラすといいセロンの夫のもとに。ここで冷静に話をすればいいものをウィルも煽ってドラゴンボールばりの超人バトルに。と言ってもセロンのほうが強いしウィル側も争う気はないので嵐が過ぎ去るのを待つという感じでしたが。

 

終戦後3人で話します。ここでウィルとセロンは別れた夫婦でウィルは80年前に襲われた時に記憶喪失になったことなどが語られます。

 

その後ウィルはふらっと立ち入った店で強盗退治をします。相手の銃弾がウィルの腹に当たり血が出ました。無敵で弾丸を通さないはずの彼がなぜ?となります。

ウィルは入院します。

 

一方、銀行強盗たちは脱獄してましてウィルを狙ってます。襲撃を受けた際に近くにセロンがいて銃で撃たれます。彼女もまた無敵なのになぜ?となります。

 

そしてセロンの口から謎が明かされます。2人が紀元前から助け合って生きてきて、結ばれようとする寸前に襲われてということを繰り返してきたそうです。

そして二人が結ばれようと距離を縮めると無敵能力がなくなり普通の人間になってしまうそうです。

 

ウィルは80年前に記憶喪失になるくらいの頭に重症を受けましたが、1時間で頭のダメージは治ったと言っていましたが、セロンが離れたのでしょう。

 

襲ってきた銀行強盗は瀕死になりながらもセロンの今の夫の力添えもあり撃退しました。ウィルもセロンもどちらも死にそうという状況になります。ウィルは最後の力を振り絞りセロンを救うために距離を遠ざけようとします。

 

セロンからの距離が離れば離れるほどウィルの跳躍力が増していく演出は面白かったです。

セロンは80年前にウィルを救ったように今回はウィルが離れることでセロンは助かりました。

 

ウィルとセロンは永遠に結ばれることのないカップルだと思うとなんだか物哀しいものですが、セロンは今の夫を愛しているようですし子供もいますのでこれからも彼女は彼女の人生を歩んでいくことでしょう。

 

ウィルはスーパーマンくらい強いのでみんなのヒーローになっていくんじゃないかと思います。

 

 

最初はこんな設定で大丈夫か?と思いましたけどよくここまでストーリーをまとめたなと思いました。よくあるアクションヒーローものかと思いましたが設定の妙もありなかなか楽しめました。