映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】パーフェクト ワールド(1993)

1993年の映画。

午後ローで8年位前に見たので2度目の鑑賞です。

 

誘拐犯→ブッチ(ケビン・コスナー

人質の子供→フィリップ

 

誘拐犯と子供の人質との奇妙な交流を描いたロードムービーです。

 

ラストのクライマックス。池のそばのでっかい木の下のシーン。

フィリップに撃たれ瀕死のブッチがフィリップのしたいことを母親に約束させ、二人は別れます。

フィリップがキャスパーの面をかぶって両手を上げながら警官隊の元に一人歩いていきます。

ブッチは木を離れ警官隊のいない方向にふらつきながら逃げていきます。

次の瞬間、フィリップは踵を返しブッチの元に駆け寄っていました。

 

はい、ここで泣きました。前に見た時は残念な展開にはぁ・・・というため息はでたものの涙は出ませんでした。年取って涙もろくなったんですかね。そこからラストまでは泣きっぱなし。

 

最初はブッチは法的には許されないことをしているし、決してそれは正当化することはできないとか思ってました。理屈ではこれで正解だと思います。

 

でも理屈じゃないんです。

 

でも今にも死にそうなブッチを見てフィリップの中にある何かが彼を突き動かし、ブッチのもとに走り出したのはなぜか納得がいきました。謎の納得です。自分がフィリップの立場だったら理屈では納得できなくてもブッチの今にも死に絶えそうな姿を見たら駆け寄ってしまうかもしれないという謎の説得力がそこにありました。

 

関係ないですがダイの大冒険のハドラーの最期を思い出しました。

キルバーンの炎の壁に閉じ込められた時、自分が脱出てきた状況にあったにも関わらずポップが自らの体を犠牲にしてまで宿敵であるダイとポップを救おうとするハドラーの姿に見とれてしまいどうしても見捨てられずに炎の中から脱出できなかったシーンです。思えばあれも理屈じゃないです。

 

体の反応です。体が勝手に動くというような感情に支配されたような動きです。それも一つの感動なのかもしれません。