映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ベイマックス (2014)

2014年の映画。

 

シュレックを見たので近藤春菜と浜田つながりでベイマックスを見てみました。

 

見た感想は脚本がよく出来てると思いました。王道ですが見せるところは見せるしテーマ性もあります。

黒幕はあの会社の人ではないというのは誰しも検討がつくと思いますが、誰が黒幕かはさほど重要じゃない要素なのでこれでいいです。黒幕の動機も物語内でわかりやすく提示されています。

 

ただ兄が不憫です。この物語の不幸な部分を全部背負って死んでいった気がします。

教授の復讐の原因となった娘の死も娘死んでなかったですし。教授は悪人で彼を助けるために死んじゃって・・・教授が中にいる・・・でも仕方ない・・・というキャラだったら助かっていたというのも皮肉。いい人すぎです。

 

ベイマックスもかわいくていいです。大学の仲間にもファンタスティック4みたいにみんな活躍のしどころがあります。

ベイマックスがパワーアップしたりヒロが復讐に取り憑かれて闇落ちしてからの克服もよいです。

 

CGも迫力がありベイマックスに乗って空を飛ぶシーンや砂鉄のようなマイクロボットから逃げたりバトったりするシーンも良かったです。

 

クライマックスの「大丈夫だよ」も感動のラストでもありセリフの伏線の回収でもあり腕のロケットパンチも役に立ち話の構成がうまいなぁと思いました。

さらにベイマックスの犠牲で終わりかと思いきや、最後にチップを手に忍ばせていてベイマックス再生というハッピーエンドに繋げる展開は個人的にはよかったです。ベイマックスが人間じゃないから許されると思いました。人間だったらご都合主義になるところをロボなので許せます。

 

期待以上によい映画でした。