映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】クロコダイル・ダンディ (1986)

1986年の映画。

 

題名からしてアマゾン奥地で巨大ワニと死闘を繰り広げる映画かと思いきや王道ラブストーリーでした。

 

ワニハンターに助けられた新聞社勤務の女性(ぼんぼんの娘)がそのワニハンターに興味を持つことからはじまります。

前半はジャングル、後半は都会になります。

 

ダンディは喧嘩が強くて気のいい男です。心もきれいです。口より手のほうが先に飛んだり、ぶっきらぼうだったりするけど、人当たりよく誰にでも別け隔てなく接するという人柄のため気づけば周りをどんどん味方にしていきます。

股間を触って性別を確認するなどどこか悟空っぽいです。

 

女性はフィアンセがいますが、そんなダンディにだんだん惹かれていきます。

 

ダンディはいなかもん丸出しでニューヨークの街を彼なりに満喫します。

トイレのテクノロジーにも驚いて「ビデってなに?」と女性を困らせるシーンが面白いです。

 

脇役のキャラもいいです。

ホテル入口のメガネ男や黒人のタクシー運転手。

最初はなんやこいつ?と思いながらも交流を経てダンディの人柄が知れていくうちに好意を持ち味方に。

タクシー運転手は売春男たちにやられそうになるダンディを助けたり、女性にダンディの行き先を教えたりします。

 

ダンディも心の底では女性のことを想っていますが、彼女のフィアンセが大勢の前で婚約指輪を渡して彼女がそれを受け取ったことでダンディは身を引くことにします。

しかし、彼女は自分の気持ちに正直になることにします。

 

ラストの展開は「やまとなでしこ」まんまです。

ダンディを追いかけて走ります。

 

最後の伝言ゲームのような愛の告白は斬新です。ダンディは人の上を歩いて互いに抱き合いENDです。

 

予想していた内容と違っていましたが、結構楽しめました。見て損はないと思います。