2003年の映画。
ユアン・マクレガー主演。
お父さんのほら話です。
劇中では真実半分、ほら半分という感じのセリフがありますが、見た限り真実のほうが大半みたいでした。
死期が近いお父さんが自分の人生を振り返るように「ほら話」をしていきます。
お父さんの若い頃の話がメインになります。若い時に自分の死ぬ姿を魔女の通して見たときのことや、冒険にでかけて謎の街を見つけたり、お母さんとの馴れ初め、軍隊に入ったときのこと、銀行強盗したときのこと、街を復活させたときのことなどが語られ、最後にお父さんに息子さんが「お父さんの死に際のほら話」をするという物語です。
お父さんのキャラが魅力的で誰からも愛されます。自分自身が大成功するということはありませんが、関わった人たちをどんどん大成功させていきます。
この映画が感動系だとは思わなかったので泣きはしませんでした。
でも単純にほら話が面白く、もう少しエピソードをみたいなとも思いました。途中で昔話エピソードが終わってしまってもう終わり?とおかわりしたくなりました。
フォレスト・ガンプとよく比べられるというのをネットで見ました。確かに人生を振り返っているし兵役のエピソードもあるのでああなるほどと思いました。
どちらが好みかと言われると難しいですね。フォレスト・ガンプはしっかりしすぎなのでややファンタジー要素を絡めてあるビッグフィッシュのほうがエピソード単発の面白さは上だと思いましたし、フォレスト・ガンプより上映時間が短いので見やすいですが、虚実入り乱れる話という点がフォレスト・ガンプより軽い感じがして説得力?はフォレスト・ガンプのほうが上ですし・・・まぁどちらにもいいところがありイーブンですね。あ、でもダン中尉がいるからガンプのほうがやや上かもしれません。
最後は泣かせにきてるのかな?と思いやや白けてしまいましたが、全編通して淡々としているにも関わらず個々のエピソードは楽しく最後まで見れましたのでいい映画だと思います。