2010年の映画。
二重スパイをテーマにした映画です。
脚本は結構複雑ですが、ストーリーの流れが淡々と進んでいくためその複雑を効果的に見せられてないような印象を持ちました。
伏線、溜め、緩急、視聴者に推理させる時間等がなくテンポよく、まるで劇中の登場人物がためらいなく行動するように物語もためらいなくぽんぽん進んでいきます。
夫が殺される時も黒幕が出てくるところもいきなりです。え?何が起きたの?と事態を把握するまでほえ?ってなります。
夫が目の前で殺されるわけですが、モブのような殺され方でアンジーも(隠すために)平静を装いますが、感傷に浸る間もなく次から次に進んでいきます。そういう訓練を施された、だからそういう振る舞いなんだと言われればはいそうですかと言わざるを得ませんが、ベタでもいいのでワンポイントほしかったです。
作り手の重要視するポイントはアクションなんですかね。
主人公が二重スパイなのか?そうじゃないのか?ロシアとアメリカどっち側についているのか?など先が気になるように謎を配置してほしかったです。
調味料の映画かと思いきや全然違う映画でした。