映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ラブ・アゲイン (2011)

2011年の映画。

ジュリアン・ムーアとかケビンベーコンとか出てました。

ラララランド(2016)のカップル(ライアン・ゴズリングエマ・ストーン)も出ていました。

 

最初はおバカなロマコメかと高をくくっていましたが、それは表向きなもので、その裏には様々なテーマが流れているいい映画でした。

 

17歳で学生結婚して妻一途に生きてきた男が主人公です。しかし妻に不倫され自暴自棄になり、バーで不倫相手の悪口を言っていたら女たらしのナンパ野郎と友達になって、ナンパの極意を伝授され、実践したところラッキーなことに一人釣れてお持ち帰りしましたがそれは息子の学校の先生でした。先生は妻に洗いざらいぶちまけ、同僚との不倫を再開させてしまいます。一方で女たらしの友達は長女と懇ろな関係になっています。ベビーシッターは主人公に恋をしていてそのベビージッターに息子は好きです。不倫相手も相まって当事者が一同に介して警察沙汰に。と、ドタバタな展開になっていきますがそこからエンディングまでのスパートはとても素敵で、見てよかったと思えるラストが待っています。

 

マンネリ夫婦の再生、歳をとってからでも友達はできる、男同士の友情、少年時代の淡い恋心、暴走等いろんな要素が詰め込んであるのに説教臭いというか窮屈な感じはせずまとまりがあります。

 

人間関係にもちょっとした仕掛けが施されてあって、エマ・ストーンの素性がジグソーパズルの最後のピースです。

人物相関図の点と点がみんなが一同に会すシーンで最後のピースがピタッとハマり線になるという演出もいいですね。

 

ぜんぜん期待せずに見ましたがこれはおすすめ!