1996年の映画です。
最初に見たのはカットスロート・アイランドでした。その時の印象は予定調和なアクションというものでしたが、今回はかっこよかったです。ガタイがよく強そうな見た目なので顔が血だらけでも婦女暴行されたとかいう感じはしません。
このジーナ・デイビスさん、よく見ると整った顔をしていて美形なんですけど、ケツアゴで輪郭がごついのでパッと見美人には見えないんですよね。
同じ高身長で大御所のニコール・キッドマンはパッと見できれいだなあと思うんですけど。
まぁこれは私の美的感覚にすぎませんが。
最後のワイヤーをエレベーターのように使うシーン。上方の燃え盛る焼死体と下方にいるジーナ・デイビスが入れ替わり、すれ違う際にジーナが焼死体のポッケからさっと拳銃を抜き取り、ヘリに乗ってる敵に弾丸を何発も打ち込むシーンが一番かっこいいです。
そしてクライマックスの橋の大爆発シーンに繋がります。
他では、最初の記憶喪失時の野菜を包丁で切りまくるシーンがなぜかワクワクしました。どうかんがえても危ない人なんですが、めちゃめちゃ手際よく野菜をカットしていってナイフを投げつけてトマトを刺すとこはやりすぎだろ、と。
そこから鏡の中に悪魔の自分が映るシーン。
終わってみればスパイ映画なんですけど、最初はマジなのかギャグなのかよくわかりませんでした。
役柄ではサミュエル・L・ジャクソンの役が個人的には好みでした。今まで見た彼の役柄はマクレーンの相棒だったり、交渉人だったり、トリプルXの司令官、あと見てませんがアヴェンジャーズのえらそうな大佐と基本的に有能な黒人というイメージでした。
今回彼が演じたミッチは、スーパーマンでもなんでもない一般人で敵にとっつかまって裸にされたりと結構おっちょこちょいですが、人情味にあふれていてとてもいいです。最後に命をかけてジーナと娘を助けにきたシーンはかっこいいです。どう見ても致命傷ですがその後助かってよかったです。
タイトルからしてエッチな映画かと思いきや記憶を失った強い母が娘を守り抜くためにがんばるという真面目な映画でした。