映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ノー・グッド・シングス(2002)

2002年の映画。

サミュエル・L・ジャクソンミラ・ジョヴォヴィッチ出演。

 

サミュエルが人質。

ミラが悪女役。周りの男を手玉に取って殺させるという役どころです。胸こそぺったんこなものの表情や曲線美、妖艶なオーラなどなかなかセクシーな演技ですし、裸体もちらっとですが披露しています。

 

ただ、男同士を翻弄して殺し合いをさせるというような感じではなく、小細工をしたり男たちが勝手に先走って結果的に殺し合いになったという感じでフェロモンを武器に悩殺という感じではないなと感じました。

 

しかしミラもある意味人質というようなポジションで(ヤクザの女)で長期に渡ってではなく計画のために銀行の行員を抱き込んだりと比較的短期なので仕込める時間のなさやヤクザの抜け目のなさ等でこうなるのもやむなしとも思えます。

 

官能的な面をしたミラとサミュエルが一緒にチェロを弾いてるシーンを見てなんだこりゃと思いました。

人質とヤクザの手下の情婦の禁断の愛・・・というような展開を匂わすシーンはあるものの、サミュエル人質はコンロで足縄を焼き切ろうとしたり職務に誠実な警官です。女にころっとほだされるナンパ野郎だったらどうなんだろうと思いました。

職務に誠実なので、山分けの話も釣りで最後にドライに逮捕させ、元の音楽をひとりでのんびり聴く生活に戻って終わります。

 

最後のシーンはミラとチェロを弾いたことを思い出しているっぽい演出ですが、胸を締め付けられるような感じとかは伝わってきませんでした。

 

なんというか、かゆいところに届かないというようなもどかしさを感じる内容でしたが、ミラ・ジョヴォヴィッチが美しくも艶かしくそれだけでOKな感もあります。