1999年の映画。
はじめて観ましたがこの映画はすごい。
まさに衝撃のラスト。私は騙されやすいタイプなのでまったく気づきませんでした。
この映画はネタバレを見ないほうがいい!と強く感じましたので、以下は未鑑賞の人は見ないでください。大した感想じゃありませんがネタバレを含みます。
最初に銃で撃たれる描写はたしかにありました。ただストーリーが進んでいく上でそれはだんだん忘れていき、どうでもよくなってきました。冒頭のパンツ一丁の青年は夢でした、いやいや現実に起きたことで助かりました、あれはオスメントの将来の姿でこの映画は回想なんだといろいろ選択肢があるなぁと思いながら観ていましたがそれすらどうでもよくなってきました。
しかしここが最大の伏線であり、衝撃のラストがめっちゃ納得いきました。
ウィリスとオスメントがそれぞれ別々に救われるのかなぁと思いきや、それが最後で一つに繋がってえ?え?え?となりつつもだんだん理解していき、記憶の中の伏線の照合作業が脳内で行われ点(発端)と点(ラスト)が線で結ばれていく感覚がいい意味で何かをしでかしたときのしまった・・・みたいな感じでゾクゾクしました。
正直、オスメントがオーラの泉の江原氏のような語り口で母ちゃん泣かせてお涙頂戴でちゃんちゃんでもそこそこいい映画だったと思います。
それが、オスメントの「僕には見える・・・」の能力をどんでん返しに使うなんて・・・。
さらにそこから、ウィリスがオスメントを救い、妻に別れを告げるというとてもきれいな終わり方をしてさらにびっくり。たしかにそうだなと思いました。オスメントはウィリスにちゃんと救われていますし、夢枕に立ってちゃんと奥さんにお別れも言えました。
見ている途中は評判ほどじゃないなぁと思って見ていましたが、こういうわけだったんですね。最後で完全にやられました。
記憶に強烈に刻まれた一本です。みてよかった。