映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ディアトロフ・インシデント (2013)

2013年。

ディアトロフ峠事件をテーマにしたドキュメンタリー風映画です。

終盤にはフィラデルフィア計画もテーマに入ってきます。

 

 

ディアトロフ峠事件はロシアで起きた登山隊が謎の死を遂げた事件でディアトロフというのは登山隊のリーダーの名前です。

フィラデルフィア計画はアメリカ軍の駆逐艦エルドリッジ号でのテレポーテーション実験(都市伝説?)だそうでどちらもオカルト要素があります。

 

この映画の主人公一向はディアトロフたちではなく、ディアトロフ峠事件の真実を暴こうとする現代の大学生で彼らは遭難してニュースとして報道されます。

この映画はその彼らが記録した映像に沿って回想という形で物語は進んでいきます。

 

前中盤は申し訳程度のホラー、ミステリー要素があり起伏に富みませんが、ラスト30分で変わります。ホラー、ミステリーはそのままにSFやオカルトといった要素が登場しそれらが色濃くなっていきます。

 

そして衝撃のラスト。

序盤に出てきたディアトロフたちの遺体を見た老婆の証言が伏線回収されます。

 

起承転結でいうところの転、結は面白いんですが短いです。逆に承の部分が長すぎて中だるみなのが残念でした。

 

ちなみに先日ロシア検察はこのディアトロフ峠事件を「雪崩が原因」と断定したとの報道がありました。