2005年。
ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画『トランスポーター』第2弾。
感想は前作より全然面白かったです。前作はそうでもなかったステイサムですが今回は強くなっています。お助けキャラの刑事のおっさんも出てきます。
前作は冒頭こそ面白かったものの、それ以降は昔のアクション映画のように設定が単純で展開に関しても古臭さも感じましたが今作は前作のような中盤から終盤にかけての間延びや中だるみや緊迫感不足はなく、安定した緊迫感を提供するようプロットが組まれていてアクションを挟むタイミングも緩急を意識してか良く、面白いアクション映画に共通する要素も盛り込んであって完成度は高いと感じました。
当初は黒幕の目的がよくわかりません。それがストーリーに進行とともに徐々に見えてきて、後半でやっと明らかになる(伏線回収)というのもいいです。
まず冒頭の家庭を壊さない(誘ってきた奥さんに手を出さない)ステイサム素敵。
アクションパートも前作以上にバラエティーに富んでいて、前作にあったギャグ要素も若干あります。
前作冒頭のドライビングパートが前半にあり内容も良かったです。また、各パートが流れるようにつながっていくためぶつ切り感がないのも良いです。今回はボートで敵を追いかけるパートもあります。
子供を両親の元に返すまではなんとなくマーキュリー・ライジングを思い出しました。ハゲと子供…。
黒幕もイケメンで見た目よし。黒幕の女ポジのキャラの性格や見た目もぶっ飛んでいてよし。
ラストバトルもなかなか見応えがあり、黒幕自体が○○○という設定も後味の悪さがなくていいですね。
夫婦仲がもとに戻った夫婦と子供が同じ病室で3つのベットで休んでいる場面を見て納得して病院を後にするのもよかった。
個人的にはよかった点が多く退屈も感じなかったのでアクション映画としては良作と感じました。
最初にステイサムが病院に行ったときに敵の女が乱射するマシンガンの銃弾の当たり判定がザルすぎてステイサムが無敵状態だったのは見なかったことにします。