2011年。
ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・サイフリッド出演。
時間が通貨の世界が舞台のSF映画です。
現実世界のお金に相当するものが時間です。
時間を盗んだり譲渡や貸し借り(に伴う利息)もあります。
腕のタイムカウントがゼロになる(時間の残高がなくなる)と心臓麻痺で死にます。
時間のやり取りができるのは生きている時だけで死ぬと口座が凍結されるがごとく手出しできなくなります。そのため殺してから時間を奪うということができません。
また25歳になると老化がとまりそこから時間のカウントが開始されるという設定のためこの映画には年寄りが出てきません。
人々の生活区域は富裕層エリアと貧困層エリアにくっきり分かれていてまさにそこに暮らす人々はそれぞれ上級国民下級国民です。
富裕層のトップが時間を溜め込んでいたり搾取していたりしてます。
このいかれた社会システムをなんとかすべく主人公がなんとかする物語です。
とは言え主人公とヒロインの逃亡劇がメインです。
アイデアは面白いと思いました。ですがそれは序盤だけであとはずっとどこかで見たような追われる系のアクション映画になります。そのため個人的には出落ち感を感じました。
逃亡中も時間を分け与えて買収したり奪ったり味方の間で残高を調整したりと割と主人公たちを取り巻く時間には動きがありますが、メインはアクションなのでこんなテクニカルな使い方があったのかというようなものはありませんでした。
個人的にはじっくり頭を使うようなストラテジックな時間の奪い合いが見たかったのでアクションメインになってしまったのはちょっともったいなかったなと思います。アイデアがいいだけに。
最後になりますが、ヒロイン役の篠田麻里子さんの吹き替えがアレなんで字幕のほうがいいです。