2007年。
ゾンビコメディーです。
ゾンビをペットにする方向性の映画。
舞台はゾンビと人間が共存する社会です。
人がゾンビに殺されるとゾンビになります。
ゾンビはショップで購入します。
人型のため奴隷制を彷彿とさせます。
アイデアは突飛ですがストーリーは王道です。
私がいままで見た映画の中で言うと雰囲気はシザーハンズに似ていてストーリーは名犬ラッシーっぽい感じがしました。
ゾンビが制御装置関係なしに飼い主の子供と奥さんを食べなかったシーンはずるいですね。ゾンビいいやつじゃんってなります。
このシーンを見て子供の頃人間の手によって育てられたライオンが1年後大きくなったときに育ての親にじゃれついたりする映像を思い出しました。
普通の人は多分食べられちゃうけど育ての恩を覚えていて会いたかったよ~!と抱きつく姿に若干の感動を覚えました。
この映画の話にもどすとこの映画はテーマがゾンビですしコメディーなのでそこまでの感動はなかったですけどこの出来事をきっかけに飼い主の子供と奥さんとゾンビ(名前はハイド)の関係性がよくなっていきます。
そこから起承転結の転となる苦難に遭遇して結でハッピーエンドという王道構成です。
映像的にはゾンビが人を食べたりする際に四肢がもげたりするのでグロいです。生首も登場します。
結構好きなキャラはゾンビを彼女にしたゾンビにやたらくわしい眼鏡のおっさんです。新しいゾンビが出現しては家からすっとんできて銃をぶっ放します(命中率は悪い)。ちなみにそのおっさんの彼女のゾンビは美人さんです。
キャストでは奥さん役のキャリー・アン・モスがきれいです。彼女はゾンビといい感じになりますがあくまでプラトニックなものです。
ゾンビとのやりとりも過度にお涙頂戴にはせずに味付けもあっさり塩味なのもくどくなくていいですね。
グロ当たり前だし、子供がゾンビになった老婆を撲殺したり、ゾンビになった子供を車でふっとばしたり、草むらで銃殺したりと絵的には穏やかではありませんが鑑賞後の後味は意外にもいいです。
悪くありません。