映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ロスト・バケーション(2016)

2016年のサメ映画です。

ブレイク・ライブリー主演。

 

賛否が分かれる作品っぽいですが個人的には結構楽しめました。

 

まず主人公の女性が何歳なのか気になりました。最初は30代後半くらいかなぁと思っていました。その後スマホで壮年男性とやり取りします。男性の方はやや老けて見えたので年の差カップルなのかと思いきや親子でした。さらに小さい女の子が出てきてああ娘なのかと思いきや妹で二度びっくり。え?中の人何歳なの?と調べたら公開当時29歳と思ったより若かったです(失礼)。

 

また主人公は研修医のようでその設定があとあと活きてきます。

 

 

序盤は延々とサーフィンを楽しむ描写が続きます。これを退屈と感じる人もいると思います。私はカメラワークや海の美しさで普通に映像を楽しむことができました。

 

それからサメに襲われ、片方の太ももを噛まれてしまいます。

サメに食べられたクジラの死体を経由したりしてやっとのことで海からぽっこり出た岩場に逃げます。

 

そこでありあわせの道具具で縫合。縫う際に血がドバドバにじみ出てくるためこのシーンは見てるだけで顔をしかめてしまうくらい痛々しいです。

 

その後助けにくる人が何人かいますが全員サメの餌食になります。

 

その後は基本、女性とサメ(あと鳥)だけなのでよくもまぁ間をもたせるもんだなぁと感心しました。

 

満潮で岩場が沈んでしまうためリミット設定もあります。別の被害者のヘルメットに固定されたカメラを取るパートではサメの行動パターンを把握して30秒以内なら最悪死なないだろうとかシミュレーションしたりします。

 

うまくいったりいかなかったり色々試して最終的にいろいろ装備がついたブイに乗り移ります。

閃光弾で鮫を焼き殺して終いかと思いきや鮫はタフでピンピンしてます。そしてそこからがクライマックス。ただ、このクライマックス、カメラアングルが悪く何をしているのかイマイチよくわからなかったのが残念です。そしてえ~!?という予想外の方法で鮫を撃破。

撃破しちゃってなんだかなぁ~という気もしました。まぁ終盤はリアル路線から完全に逸脱してましたけど。

 

前半でリアル路線かと思いきや、後半でB級のそれになってしまいましたが、それなりに緊迫感もありましたしよかったです。

縫合の際の血の描写、定番の海が真っ赤になる演出はベタですが生々しさにおいてはダイレクトにきます。

 

登場人物が少ないのでシンプルな面白さが要求されるわけですが十分ハードルは越えていたように思います。

この条件でよくやったなぁと思いましたので多少のご都合主義的アイテムは多めに見れます。

 

正直期待していませんでしたがそこを裏切ってくるナイスな鮫映画でした。

ちなみに私は鮫の習性については全く知りませんのでモンスター扱いも気になりませんでした(映画のサメってだいたいそういうもんである意味お約束だし)。