映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】X-MEN2(2003)

2003年。

X-MENの続編。

 

一作目より面白いです。

学園襲撃から物語は思わぬ方向に進み、前作の敵役だったマグニートとその部下の青い女の人と共闘したりするのが意外でした。またウルヴァリンの記憶が戻りなんであんな手から爪がぴょんぴょん出るのかが明らかになります。

 

今回の敵役はストライカーという軍事科学者のおっさんでウルヴァリンを作り出した男です。FF7の北条とハイディッカーを足して2で割ったような人物です。

 

プロフェッサーXは幻覚を見せられ操られ特殊な装置で全ミュータントを死滅させようとします。これをやられては敵役だったマグニートもまたニュータンとなんでたまったもんじゃないということでともにストライカーと戦おうとなります。

 

しかしマグニートは一筋縄ではなく、途中で全ミュータントから全人類を殺そうとしますが、ここはらへんはごちゃごちゃしていてなんでそれが阻止されたのかイマイチよくわかりませんでした。

 

何気に優秀な活躍を見せていたのは擬態できるマグニートの部下の青い女性です。前回ではぱっとしなかったのでこの活躍は意外でした。

途中でヒロインに擬態してウルヴァリンに夜這いするシーンがありますが、なんであんなことをしたんでしょうかね?ウルヴァリンをからかったのか実は密かにウルヴァリンに恋心を寄せているのか・・その後この二人の直接的な絡みはなかったので微妙に気になるポイントでもありました。

ちなみにウルヴァリンはヒロインに振られてしまいましたね。サイクロプスのほうがお好きのようで。

 

またウルヴァリンと同じような爪女も出てきますがあまり活躍はされませんでした。

 

最後はヒロインが死んでしまって、大統領とミュータントの対話という最後まで先の読めない展開でした。

ただ、ミュータントをひとり残らず見つけて・・・のシーンがくどく、ここらへんに中だるみを感じました。

ヒロインが味方を生かすために死ぬところは割とあっさり塩味でしたね。CGもしょぼかったですし。なんかまたひょこり出てきそうな気もします。

 

そしてやっぱりまたダークナイトと比べてしまいます。そこで思ったのがキャラの強さと奇抜さとかインパクトは大事だなということです。

ダークナイトはとにかく悪役が魅力的でカリスマ性が突出していました。そこが並のアクション映画と一線を画すところだなと。

そして悪役の魅力に乏しいとXーMEN1,2と見てきて思いました。悪役はぱっとしない前にどこかで見たような思想のおっさんですし。

 

でも最初に言ったとおり前作のXーMENよりストーリーは面白くなっていてよかったなと思います。