2008年。
リーアム・ニーソン主演。
拉致られた娘を96時間以内に見つける親父さんの物語です。
ストーリーは単純で拉致られた娘を見つけるために手がかりを探しつつそこにいる悪党たちをボコボコにして最後に娘を救出するというものです。
しかし事件が起こってからはノンストップで画面から目が離せませんでした。
もうアクションがすごい。殴る蹴るの暴行は当たり前、銃、ナイフ、そこらへんにある凶器になる何か、拷問の際には電流ビリビリマシーンも登場、吐かせたあとも電源入れっぱなしで容赦なし。
終盤ではそこそこ強いラスボス的な実力を持つボディーガード的なやつも出てきて苦戦したりと王道を踏襲。
個人的にはオークションで娘を落札させてからとっ捕まる展開がいいですね。あと一歩というところで打ち砕かれるのがいいです。
ただ捕まってからの脱出方法がご都合主義でしたが、この映画に関しては言えばなんか許せちゃいます。これまでの勢いのままノンストップで行ってほしいという気持ちがあったからです。なのでOKです。
とにかくテンポ、アクションの質が素晴らしいです。リーアムが悪人に対して容赦ないというのも娘の命がかかってるのでOKですし、胸糞の悪さもないです。随所にアクセントとしてちょっとしたギャグ要素も入れ込んであるのもいいですね。ポイントポイントで入れてあるので緊迫感は保たれており、邪魔になってません。
ノンストップとは言えそれでは疲れてしまいますので小休止タイムもあります。売春宿から娘じゃない女性を救い出した女性とのやりとり等です。単なる小休止じゃなく娘の手がかりを得るためのパートでもあるので無駄なやりとりではありません。薬漬けにされたその女性と自分の娘を重ねるという親父さんの憂いも表現されています。
最後のオチも序盤の伏線の回収になっていてきれいに終わりました。
ほんとやってることは無茶苦茶なんですけど、序盤で娘を溺愛している親父さんの描写があるため娘救出のために執心し、悪党にはとことん残酷になれるという主人公の行動に説得力があるため違和感を感じる暇なく気づいたら90分過ぎていたという感じでした。
まさにあっという間の90分。
時間を忘れるくらい面白かったということです。
ということでこれはオススメ。