1989年。
子供が蟻よりも小さくなってしまいさぁ大変という物語です。
子供のときに金曜ロードショーあたりで見た覚えがあります。
となりの家の親父が発明した人を小さくなるビーム、子どもたちが運命の悪戯により偶然そのビームが当たってしまい4人は小さくなってしまいます。
その部屋に発明親父が入ってきますが気づかずに4人をチリトリとホウキでゴミ箱に捨て黒いゴミ袋の中に入れて庭にぽいっと捨ててしまいます。
4人はビリっとビニルを破いて外に出たらそこはまるでジャングルのような隣家の庭でした。
4人の子供はお隣同士の家の子供で、兄弟(主人公の家の子たち)と姉弟(隣家の家の子たち)の組み合わせで4人で行動します。
ミクロレベルに小さい人がいろいろ動くということで借りぐらしのアリエッティのような描写が大半です。
アリエッティは家の中で行動しますが、このミクロキッズは庭の中を探検します。
雑草を滑り台にしたり、スプリンクラーの水滴が巨大な水の塊として落ちてきたりとちょっとした自然災害映画っぽさもあります。
ミクロなので昆虫たちもでかいです。
センターオブジアース2のようなハチに乗って振り回されるシーンもあります。あと、アリとの戦い。アリとは仲良くなり友情が芽生えます。そこにサソリが出現して子どもたちが襲われます。そしたらアリは身を挺して子どもたちを守り、子どもたちも木の細切れでやりのように突いたり、やり投げで応戦します。
サソリはどうにかしましたが、アリが力尽きて死んでしまうというお涙頂戴展開もあります。
その後は芝刈りマシンに吸い込まれそうになったり、オヤジのチョコワに牛乳をかけたシリアルにメガネっ子が落ちて食べられそうになったりしますが、なんとかもとに戻ってめでたしめでたしとなります。
面白かったシーンは、発明家夫婦が庭で宙吊りになってミクロな子どもたちを探すシーンです。シュールすぎ。
良かったシーンは、口だけいっちょ前だった主人公の親父が子どもたちのために拡大縮小マシーンの実験台になろうと声を上げるところです。一気にクソオヤジの株を最後に上げてきました。
もう一つのテーマとしてお兄ちゃんとお姉ちゃんのラブを描いていますがこれは別にいらんかなと。
懐かしい映画ではありますが、おとなになってみると正直きついものがあります。ノリが子供映画のそれなのでお子様にはオススメできます。キスシーン(人工呼吸シーンも)もありますがちょっとしたものです。
ご家族でのご視聴をオススメします。