映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】アジャストメント(2011)

2011年。

 

マット・デイモンエミリー・ブラント出演。

エミリー・ブラントさん、プラダを着た悪魔メリル・ストリープの秘書やった人だったんですね。

 

異空間、異次元的な感じのSFで正しい運命に帳尻を合わせようと暗躍する調整局の面々と彼らに翻弄される主人公をマット・デイモンが演じています。

運命に帳尻を合わせるというので最初に思いつく映画はファイナルディスティネーション(以下FD)でした。

FDは飛行機事故により死ぬはずの運命だった主人公一行が飛行機に乗らなかったことにより助かり、死という結果に帳尻を合わせるために運命が生き残り組に襲いかかりピタゴラスイッチ的な偶然の力で殺していくという物語だった気がします。

FDももしかしたらこの映画に出てくる調整局が絡んでるのかもしれないなぁと少し思いました。

ただこの映画の調整局は殺しはしません。主人公側からすれば恋路を邪魔しているくらいのものです。

黒人のいい調整局の人の助け舟で終盤、調整局の目を掻い潜りヒロインと逃亡するシーンが見どころです。

 

最後の落ちはなんだかなぁという感じです。そもそも自分の運命が誰かに操作されるなんて考えたくもないです。この映画は神様的な人がすべての人間の運命を管理しているというイフの世界のお話で、落ちも君たちは引き裂かれる運命だったけど、抗った。一生懸命やった。だから本当はこうだったけど、特別に今回は運命書き換えました。めでたしめでたし。みたいな落ちは首を傾げざるを得ません。そこに驚きも特にないですし。

 

微妙でしたかね。正直。好きな人すいません。