映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ワイルド・スピード ICE BREAK(2017)

2017年。

 

シリーズを通しての主人公のドムが裏切った?というシリーズ物のマンネリ打破のためによくやる主人公or主要人物の誰かが唐突に裏切るという導入からスタートするシリーズ8作目のワイルドスピード

新たなチームメンバーとしてイーストウッドの息子スコットが加入。個人的にはなかなかよかったです。かっこいいし。監督的ポジションのカート・ラッセルは続投。

 

今回も核ミサイルだの第三次世界大戦を阻止するとか地球防衛軍的なノリです。もうこれは車要素のある地球防衛軍です。

 

悪役はシャリーズ・セロン演じるサイファー。

そしてドムとエレナの間に息子が生まれていることが判明。妻子を人質に取られ悪いやつに言うことを聞かされているという図です。

レティの立場とか考えると後々複雑で面倒ですっきりしないことになりそうなのでストーリーの都合上エレナは邪魔になりそう→消されてしまうかも、という予想は残念ながら最悪の形で迎えてしまいました。

 

見どころも序盤、中盤、クライマックスと今回も余すところがありません。最後のアイスブレイクパートが最高潮ですけど中盤の無数の車が暴走するシーンも良かったです。ケーブルを打ち付けられたドムの3000馬力の車の暴れ馬っぷりもいいですね。

 

EURO MISSIONとSKY MISSIONのラスボス(ショウ兄弟)が仲間側で活躍するのは胸が熱い展開です。

ショウファミリーいいですね。ハンターハンターゾルディック一家みたいです。

ヘレン・ミレン演じるママに振り回されるステイサム。彼の新しい一面が見られます(柔和な顔)。こりゃさらに人気が出ますわ。

ステイサムはもうベジータですね(ロックはさしずめピッコロ?)。

ロックとか他の仲間も結構活躍してたんですけどステイサムの単独アクションシーンの印象が強いです(ロックは前作でカッコいい復帰シーンがあったんですけど今回はその他大勢の一人という感じで少し残念)。

それでもステイサムはハンを殺害してるというのは忘れがちですが紛れもない事実です。これは言いっこなしですかね。

 

ラストは赤ちゃんにかつての無二の親友の名前をつけて終わるというエンドですっきりまとまってはいますが結局サイファーには逃げられてるんですよね。

サイファーは次作のジェットブレイクにも出てくる模様。再び敵役として立ちはだかるのかそれともステイサムのように仲間になるのかはわかりません。

きっとジェットブレイクも高クオリティーの地球防衛カーアクションを見せてくれることでしょう。