2012年。
クリスチャン・ベール、アン・ハサウェイ、マリオン・コティヤール他。
バットマン・ビギンズ→ダークナイトと来て今作です。
まず3時間近い長尺でボリューミー。
ストーリーは王道で隠された黒幕の存在など定番のヒーローアクションですがそんなに長さを感じませんでした。
このダークナイト ライジングはダークナイトというよりもバットマンビギンズとの関連性が強いです。
一作目のラスボスの後継者たちが登場、ゴッサムシティがピンチに!という流れです。
今回の敵役であるハゲのマスク男がビジュアル的にイマイチであれだなぁと思ってはいたんですけど、影の黒幕登場でこいつは一番手じゃないんだなという納得がありました。またこの黒幕の正体ですがキャラの役割とかで劇中のヒントでなんとなくわかっちゃう人もいるかもしれません。
アン・ハサウェイと黒幕がまず被ってるんですよね。ストーリー上でどっちかが退場しないと最後の絵がきっちり決まらない、なのでどっちかいらないんですけど、最初からこういうヒロイン的なのが二人いるんでストーリー上で消すか、秘密的なものが仕込まれているかという勘ぐりができます。
あと地獄の穴から壁を伝って這い出る回想の子供。うろおぼえですが割と序盤の方で女の子というようなことを言っていたかそうとれる様なことを情報として私はキャッチしたんですけど、途中であのハゲの子供時代というようなことになっていて、あれ?そうだったけ?と思いました。これはミスリードだったわけですが、なんで私が最初にあの穴から這い出た子供の性別は女だったと思ったのかが思い出せません。
ストーリーは王道ですが、最後にゲイリー・オールドマンがバッドマンの正体にようやく気づいたり、これまで誤解されがちなバットマンがゴッサムシティを救ってくれたということがついに市民にも波及、バッドエンドと見せかけてのグッドエンドなので湿っぽくもなく一段落のスッキリがあります。
最後の刑事のくだりがよくわからなかったですが、ロビンというキャラクターがバットマンにいるんですね。彼がそれになることの伏線のようです。
悪役のカリスマ性という面では微妙な感じではありましたが、三部作の最後?ということで手堅くまとめられた良作なんじゃないかと思います。