1997年。
謎の建物で目が覚めた人たち。お互いに面識はありません。
立方体の部屋に自然と登場人物複数人が集まりチームが自動的にできあがります。
そのチームで動くことになります。
建物の中には無数の立方体の部屋があります。安全な部屋と危険な部屋があって危険な部屋には即死レベルの罠が仕掛けてあって間違って入ったら普通に死にます。
主人公たちは基本荷物を取られていますが最低限謎解きに必要な道具は与えられています。数学が得意なメガネっ娘がいて危険な部屋と安全な部屋を判別する方法を思いつきますが、それはたまたまで後に本当の判別法がわかります。
しかし因数の個数がわからないと駄目で通常の人間には無理です。
でもサヴァン症候群的な人が仲間にいてその人が一瞬で計算機がないと出来ないような計算を一瞬にして解く能力がありました。レインマンのダスティン・ホフマンみたいな感じです。そのキャラのおかげで完全に安全か危険かを判別することができるようになります。
その間にも部屋の謎が明らかにされ建物の中を立方体がある法則に則って移動しているということが判明していよいよわけがわからなくなっていきます。
しかしその法則もメガネっ娘のほうが突き止めて予想が正しければ安全に出られるということになりますが、反乱分子がいて・・・・、最後に生き残るのは誰だ!?という流れです。
感想はなんだかなーという感じです。それなりに面白いんですけど何が起きてるのかよくわからなかったためCG解説みたいなのが欲しかったです。低予算っぽいので無理でしょうけど。
キャラクターに無理があり最初主人公かと思われていたリーダー格の警察官の男がなんか知らないけどいつの間にか殺人鬼になっていて、やる気なさげな外壁設計の人がいい人になっていたりとキャラの心理描写が超スピードでなかなか感情移入が難しいとこもありました。
強引なバトルロワイヤル要素のねじ込みが気になりますね・・・。でもこういうの入れないと淡々としすぎだし・・・難しいとこです。
ちなみに何のためにこんな建物が作られて、何のために人が閉じ込められて、誰がこんなことをしたのか?
というようなことは一切明かされません。
個人的には世の中わけわかんないことも多々あるしそこはツッコミませんでしたし、そこを掘り下げられても蛇足感があるのでこれでいいと思います。
90分とコンパクトな作り。さくっと見れる一風変わった映画です。