映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】マネートレイン(1995)

1995年。

ウェズリー・スナイプスジェニファー・ロペス

 

登場人物:

黒人の兄ジョン:ヴェズリースナイプス

白人の弟チャーリー:ウディ・ハレルソン

新しく入ってきた美人サンチャゴ:ジェニファー・ロペス

嫌な局長(上司)パターソン:ロバート・ブレイク

 

あらすじ:

マネートレインというのは駅の売上金を運ぶ電車です。

このマネートレインを守る警察に兄弟が勤務してます。その兄弟は乳兄弟でそれぞれ黒人と白人ですが人種関係なく仲の良い兄弟。

 

兄はしっかりもの、弟はギャンブルとかで借金作っちゃう駄目な子。兄は弟の尻拭いをいつもします。

 

ある日職場にラテン系美人のサンチャゴが。チャーリー、ジョン共に惚れますが、サンチャゴはジョンのほうを好きになります。しかしジョンはチャーリーに譲ろうとします。しかしサンチャゴは積極的にボクシングしたり夜這いしたりジョンにアプローチして結果結ばれます。ということでヴェズリースナイプスとジェニファー・ロペスのベッドシーンが中盤にあります。

 

弟は悪い奴らにギャンブルで借金があります。兄が建て替えて渡しますが弟はついてないので老婆に電車内ですられてしまいヤクザにボコられます。そんな心も体もズタズタのまま兄の家に帰るとそこには事後の二人の姿が。

弟の中で何かが壊れ、前々から計画してはいたものの実行には移さなかったマネートレイン強奪計画を実行します。

いい忘れてましたが、この時点でふたりとも警察やめてます。嫌な上司に解雇されて。

あと兄が弟の借金の胴元に殴り込みに言って大立ち回りを演じたりもしてました(弟に何かしたら許さんぞ!と言って)。

 

と、ここまで映画全体の尺の4分の3ほどを消費しています。なのでトレイン強奪を決意するまでなげーなと思いました。

 

その後は暴走するマネートレインが前方の普通列車接触し乗客が危ない目にあったりするクライマックスに突入します。

嫌な上司についてですが、これまではどちらかというと主人公サイド(弟だけ。兄は弟を止めるし金も絶対盗むなと終始弟を諭していた)がいけないこと(借金返すために強奪)をして上司はただ仕事をしているだけで主人公(弟)が悪いじゃんと思っていましたが、嫌な上司は乗客の命なんてゴミ同然ということで強引にマネートレインを奪還しようとして脚本で悪いやつに仕立てられてました。そいつぶん殴って、ロペスが乗客を危険に晒した罪で逮捕してガッツポーズ、兄弟は仲直りして終わりです(電車内で金を巡って殴り合いの喧嘩してました)。

 

シーンではマネートレイン暴走や脱線のシーンは昔めの映画ながら結構迫力があります。

ただ、全体的に設定の甘さとか処理の甘さ、荒削りさ等の粗が目立っていて細かいツッコミを入れだすときりがなさそうな感じもします。私はそういう細かいことは気にしないでそういうもんなのかというスタンスで頭空っぽ&粗は見ないふりだったのでそれなりに楽しめました。

ということで見た後には何も残りません。その場限りのエンターテイメント。