2015年。
ヴィン・ディーゼル主演。
魔女狩り一筋800年の男の物語です。
中世でペストが流行った時期の昔の話から始まり、そこで不死の力を得て800年生きる男が主人公。800年魔女狩りをし続けてきました。時は現代になり近代兵器と黒魔術や呪文と言った魔法的な力を混ぜ合わせたような世界観が舞台です。
コンスタンティンやブレイドのような感じだと思います。途中で夢の世界に潜るというようなインセプションで出てきた能力を使う人とか出てきますが、ホント上っ面という感じでインセプションのような設定の深みとかは夢に限らずありません。
世界観や設定の作り込みの甘さが散見されます。ラスボスを倒した後にさらなる巨悪の存在を匂わせる描写がありましたが興行収入的なハードルを超えられなかったためか第2弾の話は聞いたことがありません。
魔法のある現代社会みたいな世界観に馴染めずどこかで見たストーリーの劣化版のような展開なので正直見る価値はあんまないかもしれません。
設定を活かしきれてない感が半端ないです。
神父が悪いやつというのは相棒ポジかと思われていたイライジャ・ウッドの不自然なくらいの出番の少なさでもしかしたら・・・というのは思っていました。実質的な相棒は魔女クロエですし。
印象に残ったのは冒頭とクライマックスで出てくる炎の剣がかっこいいのと(ベタですが)、ラスボストドメの雷撃剣ですかね。
実に微妙なファンタジー映画でした。