映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ホワット・ライズ・ビニース(2000)

2000年。

ハリソン・フォードミシェル・ファイファー主演のサスペンスホラーです。

 

主な登場人物は主演の二人です。

妻は隣家で死体遺棄現場を目撃してから精神がおかしくなり幻覚を見るようになります。ただ幻覚と現実が視聴者がごっちゃになるように演出されています。

その幻覚と現実の境目が曖昧になる感じがえ?なに?なに?何が起きてるの?え?みたいな得体の知れなさでドンドン見ちゃいます。監督の手のひらで転がされている感じです。

終盤は真相が判明し、これまで陥っていた幻覚の恐怖が現実への恐怖へと変化して逃げる!という感じです。

 

 

現実とオカルトが混ざりあったような雰囲気ですがオカルト少々、大半は現実。演出で不気味さや恐怖心を煽ってきます。恐怖を駆り立てるように仕向けられた細かい演出の積み重ねなんですが一つ一つが結構センスがあってよかったです。音とかでも脅かしますが幽霊が追っかけてくるとかではなく心理的にじわじわ責めたててくるので段々映画の世界に没入していくことができました。

 

終盤ミシェル・ファイファーが浴槽に沈められて殺されそうになるところからずっと画面に見入ってしまう吸引力がありました。ラストへの展開はある程度予測はつきつつもこの映画のオカルト的側面が展開を斜め上にしてきていい感じに意外性を発揮していてよかったです。

 

映画への没入度が高かったため楽しめました。

一度は見ていて損はないんじゃないかと思います。