2008年。
ウィル・スミス主演。
幸せのちから(2006)の監督とウィルが再びタッグを組みました。
何やら罪の意識に苛まれているウィル・スミスが何かをしようとしている図から始まります。ウィルの罪の意識の根源はラストに明かされます。ストーリーを見ていて薄々気づくかも知れませんがちょっともやもやします。ただそのもやもやが何を過去にしたの?という吸引にもなっていることも事実です。毒クラゲの伏線も最後に回収されます。
それにしてもこんな償いの仕方があるのかと・・・
罪の意識の大きさについて考えさせられます。
個人差ありますけど。
自殺して臓器を分け与えるというのは倫理的にどうなの?という面もありますが罪の意識に苦しんでただ単に自殺することより意義があるとも思えます。生きて償えと言われればそれまでですが。まぁ考え方もいろいろですよね。
堂本剛と広末涼子が出てた昔のTBSのドラマ「サマースノー」を思い出しました。落ちが一緒だったので。
後半とラストに海の上のピアニストで聞いたような記憶があるBGMが流れてました。
簡単に病院に忍び込めたり、クラゲの毒は臓器に悪影響ないの?とか、自殺して臓器提供する計画が首尾よくいくもんなのかというのはありましたが、計画を知っていた親友の存在もあり綿密に計画していたのでうまくいったと思うことにしました。
親友もつらすぎっすね・・・まじで
盲目のピアニストにウィルの目が移植されて提供された二人が出会うシーンはちょっとじーんときました。ラストシーンですが。
それにしてもなんとも言えない感動があります。
贖罪のために自分の命を捧げて被害者たちの失ったもの返す。でもそれをやっちゃいけない方法で果たしたような・・・というどこか後ろめたい気持ちも相まって一言では表せない複雑なものを私の胸に残してくれる作品でした。