映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ヘアスプレー(2007)

2007年。

差別を吹っ飛ばすミュージカル映画

 

観終わった後にこの映画の事をググったんですけど、なぜかジョン・トラボルタと書いてあってジョン・トラボルタ出てたっけ?って思い返して、あー!!!となりました。

確かにあのお母さんの役の人トラボルタに似てたと。

全く気づきませんでした。女装してたんですね。

 

声がやけに男の声だし、美BBAの誘惑にも無反応なお父さんも相まって、お互いに性転換した複雑な夫婦なのか否かというのを劇中でずっと微妙に気になっていたことを思い出しました(この映画の圧倒的なエネルギーの前に忘れてましたが)。

 

差別社会な街をおデブな女の子がきかっけとなりひっくり返すというシンプルなストーリー。全編に渡りエネルギッシュなミュージカルが展開され圧倒されます。基本的にノリが凄くて頭がどうにかなりそうですが、それはいい意味でです。頭以上に心がウキウキしてきます。黒人デモのシーンの曲はどこか哀愁漂うバラードのような曲調でメリハリを感じます。

 

個人的には大人のおもちゃ店を経営している大人しめのお父さん(主人公の父)が印象に残りました。他のキャラの熱量がすごいためコントラストで逆に印象に残ります。

前述の女装トラボルタについてはずっと謎が隠されてんじゃないかと思ってみてました(観終わってその謎にぶったまげましたが)。

 

ダンスも歌唱もいい意味でやばいので観ておいて損はないです。

 

とにかく頭じゃなくてハートで感じるような映画です。

心揺さぶられるエネルギッシュな映画、それがヘアスプレーです。