映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】パルプ・フィクション(1994)

1994年。

ジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソンブルース・ウィリスユマ・サーマンティム・ロス等私が知ってる人が結構出てました。監督本人も最後の方に出演してました。

 

そのタランティーノ監督。監督の作品はヘイトフル・エイト(2015)という映画しか見たことありませんが、構成が章仕立ての群像劇と同じ感じで今作も進んでいくためこの監督はこういう作風なのかなぁと思いました。

 

最後まで見て何がすごいのかよくわからない映画でした。

でもすごくなくはない。むしろすごい気がする。でも何がすごいのかわからないという不思議な感覚に陥りました。最後のセリフかっこいいです。ただ最後まで見て今までどんなエピソードがあったかうろ覚え状態になってしまいました。

 

主人公がちょろちょろ変わって劇中でもいろいろあったため最初に感じた脚をもんだだけであの世行きになるボスの女のおもり任されたトラボルタがちょっと目を離した隙に女がオーバードーズになって死にそうになって売人の友達の家に駆け込むところとか遠い昔の出来事のように思えます。

 

パワーですごい、というよりテクニックがすごいという感じがしました。

手前味噌な感想ですが、構成の巧みさは流石にわかります。

あと時系列構成を利用した斜め上展開への持っていき方もうまいです。そのおかげか次にないが起こるか予想できない楽しさがありました。

 

ブルース・ウィリスジョン・トラボルタと鉢合わせして主人公のトラボルタがあっさり死んだところはびっくりしましたし、時系列戻して生前を描いていくというのもそういう物語の構成という納得があるため卑怯にも反則にも感じませんし自然。

 

ウィリスがボスと一緒にとっ捕まってボスが掘られるシーンが面白かったです。なんでこんなことになってんだ?というわけのわからなさが。

全般的にくどくどした台詞回しが冗長に感じられましたが監督の持ち味っぽいので合う合わないはあると思います。基本くだらない話なので賛否両論ありそうな作品、それがパルプ・フィクションです。