映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】L.A.コンフィデンシャル(1997)

1997年。

ラッセル・クロウケビン・スペイシーガイ・ピアース

刑事モノ。

 

刑事たちがいくつかの事件を捜査。すると思わぬ事実、疑惑が浮上。事件の背後に潜む黒幕をあぶり出すような流れです。

 

人物の名前がいっぱい出てきて全体的に複雑な印象ですが、ストーリーそのものは中だるみなくするすると進んでいき結構面白いです。

細かいことは省略して一連の事件の大体の流れはなんとなくわかるくらいの理解度でもOKでした。

 

面白かったのはラッセル・クロウのパワー系拷問刑事。彼の手にかかってゲロらないヤツはいないってくらいの鬼気迫る暴力が笑っちゃいます。木製の椅子の背もたれを怒りのあまりバキバキにへし折ってその勢いのまま取り調べ受けてる被疑者の口に銃突っ込んだり、怪しげな検事を手すりぶち抜いて窓から逆さにして脅したりと一切躊躇のない全力の脅しが良かったです。

 

イケメンのガイ・ピアースラッセル・クロウが同じ女を巡って殺し合いをしたり綿密なストーリー展開とは裏腹な警官バイオレンス具合のギャップも印象に残ります。

 

最後はドンパチ、黒幕も現場にやってくるというお約束もありつつ事件解決。娼婦の女はラッセル・クロウと高跳びし、ガイ・ピアースは警察内で出世でめでたしめでたし。

 

ストーリーは複雑に感じましたが手堅くまとまったストーリー展開と強めのキャラの個性がいい感じの刑事映画でした。