2011年。
ジェイソン・ステイサム主演。
アーサービショップと呼ばれる暗殺者をステイサムが演じています。
ストーリーは凄腕殺し屋が組織の命令で師匠殺しをし、師匠の息子が殺し屋に弟子入り。ストーリーが進むにつれて師匠殺しは組織がでっちあげたもんだとわかり、殺し屋は組織をぶっ倒す。弟子は父親の仇が自分が弟子入りした殺し屋だとわかり、密かに殺そうとするも・・・という感じです。
表沙汰にせず裏でひっそり存在すら悟らせることなく暗殺する凄腕の殺し屋”メカニック”が主人公。
確かに最初のエピソードや師匠殺しは用意周到にクレバーに大事を起こさずに暗殺を遂行していました。
しかし師匠の息子が弟子入りしてからというものの道中ほぼ全部雑などんぱち合戦になってしまいいつものステイサム映画になっちゃってました。
中盤はせっかくステイサムが立てたスマートな殺しミッション計画が弟子の身勝手な行動やおっちょこちょいなミスで台無し作戦変更を余儀なくされる、といったステイサム巻き込まれという形でしたが、ばったり死んだはずの組織メンバーと鉢合わせしてからはステイサムもスマートじゃないおおっぴらな肉弾戦が繰り広げられます。
急迫不正な状況下とはいえやっぱり表沙汰。
そして組織に反旗を翻すことになりますが、どんぱちどんぱち。ボスを殺すときはもう警察が速攻ですっ飛んできそうなことをやらかします。絵的には派手でいいんですけど。
ただラストは化かし合いみたいな感じで結構良かったです(爆発あり)。それでもベタっちゃベタですが。
スマート暗殺者のクールでクレバーな殺しを堪能できるのかと思いきや、終わってみればなんかせわしないというかドタバタしてたな、という印象です。半分は弟子が原因のような気もしますが。
それと弟子に魅力があまりないのもあれです。
ステイサムのアジトの雰囲気は好きです。
もうちょっとテンポアップして構成を洗練したらもっとよくなるのに・・・と思った映画でした。